今回は、赤ちゃんとのハワイ旅行中に、現地の交通手段として「トロリーを使いたい」と考えている人へのご参考として。トロリーを頻繁に使う人にオススメのベビーカーの選び方をご紹介します。
簡単には、「トロリーの車内にベビーカーを持ち込めるけど、大きく重いベビーカーはかさばり大変だから、コンパクトに畳めるベビーカーがオススメだよ」と言うのがお伝えしたい概要です。
トロリーの車内にベビーカーを持ち込む大変さ
それでは、早速始めましょう。まず、「トロリーの車内にベビーカーを持ち込む大変さ」からご紹介しますと。
この記事のトップの写真が、ワイキキ周辺を走るトロリーの車内の様子です。トロリーは、このような感じで、窓のないオープンエアの車内となっており、椅子は進行方向に対して、90度横向きについています。なので、乗りながら解放された窓からハワイの風と景色を楽しめるように工夫されているのが、トロリーと言えます。
一方で、上の写真からわかるように、車内に椅子が横向きに「どーん」と配置されるため、車内の廊下が本当に狭いです。具体的には、人一人が歩くのがやっとの広さなんですね。
トロリーの車内には、ベビーカーを折りたためば乗って良いことになってはいるのですが、この車内の通路の狭さが問題なんです。仮に折りたたんだとしても通路が狭いため、ベビーカーが椅子の背中にぶつかり持ち運ぶのが、かなり大変なんですね。
さらに。この横向きに椅子が付いているタイプのトロリーでは、赤ちゃん連れの客が座れる場所が、「中央の席」と決まっています。これは、赤ちゃんがトロリーから落っこちないようにするための安全面からの配慮です。
ですが。これは赤ちゃん連れにとっては、ベビーカーを持ってその車内中央の席まで、狭い廊下を歩く必要があることを意味します。つまりベビーカーを抱えて、それを椅子にぶつけないように気をつけながら、狭い廊下を移動する羽目になるんですね。
2階建ての車種でもやっぱり辛い
ただ、何事にも例外があるもので、トロリーにはご紹介した椅子が横についたものとは違うの車種があります。たとえば2階建ての車種です。
この2階建ての車種では、1階部分の車内の座席の構造は、日本の路線バスに近い感じになっています。つまり、進行方向と同じ向きに椅子が配置されており、車内の廊下もそこそこ広いです。なので、このような車種のトロリーであれば、椅子が横向きのトロリーに比べると、車内にベビーカーを持ち込みやすくはあります。
ですが。2階建ての車種でも、そもそもバスに乗り込むために、ベビーカーを畳まないといけないのは変わりません。また、ベビーカーを車内に持ち込む場合、車内までのステップを登る必要があるため、その大変さがあるのには変わりません。なので、結局、この2階建てのトロリーでも、ベビーカーを車内に持ち込むのは大変です。
A型でもB型でも辛い
なので。赤ちゃんとのハワイ旅行中に、トロリーを頻繁に利用する予定の人は、コンパクトに畳め、トロリーの車内に持ち運びのしやすいベビーカーを選ぶことを強くオススメします。
で、持ち運びやすいベビーカーとは、具体的に「どのようなものか」ですが、先に持ち込むのが大変なベビーカーから、ご紹介します。
まず、A型の丈夫で重く、大きなベビーカーは、トロリーに持ち込むのは、「ほぼ無理」と考えたほうがよいです。無理に持ち込めたとしても、車内に人がほとんど乗っておらずガラガラの場合くらいです。実際には、そのようにトロリーの車内がガラガラのことは滅多になく、混んでいる場合は、車内の狭い通路に人が立っていることさえあります。
なので、A型のベビーカーは、トロリーの車内に持ち込むのは、難しいのが実情と言えます。またAB型のベビーカーも、大きく重いため、同じ理由でトロリーに持ち込むのは難しいと考えたほうが無難です。
次に。B型のベビーカーです。B型のベビーカーは、A型のベビーカーと比較し軽いため、まだマシです。ですが、これもまだマシという程度で、実際に人が廊下に立っているくらい混んでいるトロリーの場合は、B型でも乗り込むのに苦労します。加えて、車内の中央部の席まで、ベビーカーを抱えつつ、狭い廊下を人を押し分けて進むことになります。
なので、B型のベビーカーでも、トロリーに乗りにくいことは、間違いありません。A型はほぼ無理だけど、B型なら「まだ乗れる場合もある」と言った程度の違いしかありません。
「アンブレラストローラー」がオススメ
というわけで、A型でもB型でも、しっかりした構造のベビーカーは、ハワイ旅行中にトロリーを頻繁に利用する人には、向いていません。では、どのようなベビーカーが、向いているのかと言いますと、「アンブレラストローラー」というジャンルの本当に軽くコンパクトになるベビーカーです。
アンブレラストローラーですが、安いものは本当にお手軽価格で手に入ります。なので、「ハワイ旅行中に使う」と割り切って買うのにも無理がありません。
ただアンブレラストローラーは、軽くてコンパクトにできる分、使い勝手や安全面、また赤ちゃんの乗心地面で、ちょっと物足りなさを感じるかもしれません。ですが、それもトロリーを頻繁に利用するのが楽になることに比べれば、目を潰れるデメリットと言えます。
ほかアンブレラストローラーの注意点としては、推奨年齢が「7ヶ月〜」となっている商品が多いんですね。つまり腰が据わった赤ちゃんでないと使えないということです。なので、それより月齢が小さい赤ちゃんの場合は、使えない点にご注意ください。
ちなみに、このアンブレラストローラーは、ワイキキからも近いウォルマートでも、かなり安く売っています。なので。ハワイに着いてから、「ちょっとトロリーの乗り降りに、このベビーカーは辛いよな〜」と感じた場合でも、現地で購入することができますよ。