
今回は、ハワイ旅行にデジカメを持ち込むのが初めての人に伝えたい情報です。ここで「デジカメ」とは、一眼レフ、ミラーレス、コンパクトデジカメ、などをイメージしています。
このようなデジカメには、海外旅行中の撮影時間の時差を調整するための機能がついていることが多いです。ハワイ旅行において、その時刻設定を「いつ変えるべきか」というのが、お伝えしたい内容です。
到着したホノルル空港で変えるとややこしくなる
私は、これまでのハワイ旅行には、基本デジカメを持ち込んでいるのですが、このデジカメの時刻設定で度々失敗した経験があります。具体的には、ハワイ旅行で撮影した写真が、「後から見返したときに、撮影した順に並ばない」という状況になりました。
なぜそのようなことになってしまったかというと、ハワイに到着してから、デジカメの時刻設定をハワイ時間に変えてしまったからです。
それの何が問題なのかを説明するために、例えば、ハワイに到着した初日のホノルル空港でデジカメの時刻設定をハワイ時間に変えたとしましょう。
そうすると、ハワイ時間で言うと、日本の空港を出発するより前の時間になるわけですね。イメージしやすいように、具体的に日時で示すと次の表の通りです。
日本時間 | ハワイ時間 | |
---|---|---|
日本の空港の出発 | 1月1日 20:00 | 12月31日 1:00 |
ホノルル空港の到着 | 1月2日 3:00 | 1月1日 8:00 |
この表で、ホノルル空港の到着時のハワイ時間に注目してください。「1月1日 8:00」となっていますよね。これは、日本の空港を出発する日本時間の「1月1日 20:00」より前の時間となります。
その結果。ホノルル空港到着時にハワイ時間で撮影した写真は、単純な撮影時間だけで比較すると、日本の空港を出発するより前に撮影したことになってしまうわけです。
単純な撮影時間で並べるソフトやサービスが意外とある
以上の問題は、撮影した写真を確認する方法として、自分が使っているデジカメだけ済ますのであれば、特に問題はありません。と言うのも、ハワイ旅行の途中でデジカメの時刻設定を変えたとしても、そのカメラの内蔵のビューワーで写真を見ている限りは、撮影した順に確認できるからです。
一方で困ることになるのは、その写真を外部の写真管理ソフトやインターネット上の写真保存サービスに取り込むときです。なぜなら、そのようなソフトやサービスの中には、単純に撮影した時間だけで、写真を並べるものがあるからです。
私が実際に困ったことになったサービスとして、FlickrやLightroom Classicがあります。これらに、ハワイに到着してからカメラの時刻設定を変えたハワイ旅行の写真を取り込んだところ、見事に日本の空港で撮影した写真よりも前に、ハワイ到着初日の写真が来ることになりました。
「ホノルル空港について、やったー」のような写真から、「ワイキキ着きました〜」のような写真がまず来て、その後に、「これからハワイに出発します」と言う写真が、並んでいる状況ということですね。
日本で変えるか、もしくはそもそも変えない
以上のように、ハワイ旅行の途中で、デジカメの時刻設定を現地時間に変えると、撮影時間が前後することになり、面倒が起こります。なので、現地時間に変えるならば、日本にいるうちにするのがおすすめです。
もっと言うと、その旅行の写真撮影を開始する、つまり、「今から自宅を出る」というタイミングで、ハワイ時間に変えてしまうわけですね。こうすると、それ以降の写真は、一貫してハワイ時間で撮影時間を記録できます。結果として、後から見返すときに、並び順が変になる問題が発生しません。
別の案としては、「デジカメの時刻設定を変えない」と言うのも、1つの手です。ハワイ旅行の途中で現地時間に変えるために、この問題が発生しているからです。ですので、時刻設定を全く変えなければ、この問題は発生しません。
ただ、別ソフトやサービスで、その旅行の写真を後から見返すことを考えると、やはり、現地時間で撮影時刻が記録されている方が便利です。ですので、日本で自宅を出るタイミングで変えるのが、やはりオススメです。