今回は、ハワイ旅行中にする観光プランを考えている人に伝えたい情報です。具体的には、オアフ島でのビーチサンダルでも大丈夫なくらい初心者向けのトレッキング・コースをご紹介します。
ハワイは山も楽しめる
ハワイ旅行というと、ビーチや海でのアクティビティを連想しますよね。
ですが、「ハワイは山だ」と言う人がいるくらい、ハワイでは、トレッキングも楽しめます。
ハワイの爽やかな気候の中で、自然を感じながらトレッキングをする楽しさは、日本では得難い体験となります。
初心者向けとされるコースでもビーチサンダルは辛い
一方で、ワイキキ周辺で初心者向けトレッキングコースとされるダイヤモンドヘッド・トレイルやマノア・フォールズ・トレイルは、スニーカーがないと楽しめません。
というのも、ダイヤモンドヘッドは、途中から砂利道になるからです。また、マノア・フォールズは、ビーチ・サンダルだと足が泥だらけになる上に足下が滑りやすくなり、泣きそうな思いをします。
そのため、これらのコースでは、初心者向けと言っても、登山靴とは言いませんがせめてスニーカーを履いて行くのが望ましい場所です。
以上から、「トレッキングをしてみたいけど、わざわざスニーカーを準備するのは面倒だな〜」と思う方もいますよね。でも、大丈夫です。オアフ島には、ビーチサンダルでもトレッキングを楽しめるスポットがあるからです。
ワイメアバレー
例えば、オアフ島のノースショアにあるワイメアバレー(Waimea Valley)は、ビーチサンダルでも楽しめる場所です。
ワイメアバレーは、ワイキキから車で70分くらいのところにある自然公園です。公園の広さは、1875エーカー(約7.6km2)あり、700年以上のネイティブハワイアンの歴史がある場所です。
このワイメアバレーには、入園料を支払って利用できるトレッキング・コースがあります。ただ、トレッキングと言っても登山をするようなイメージではありません。
道が舗装されていて歩きやすい
このコースは、基本的に川沿いに作られた舗装された道を散歩するように楽しむコースです。道の傾斜もかなり緩いため、子供やシニア世代でも無理なく楽しめます。
コース沿いには、様々な植物や古代ハワイアンの建物があり、それを見学しながらゴールの滝までを散歩することになります。距離にして片道3/4マイル(約1.2km)です。なので、大人の足で30分も歩けば、ゴールとなっている滝に辿り着きます。
滝は45フィート(約13.7メートル)なので、それほど迫力がある滝ではありません。滝壺はプールのように水がたまっており、泳ぎたい人は水着になって泳ぐことができます。この滝は、ドラマ『LOST』のロケ地としても有名なのでドラマを見た人には嬉しい場所です。ケイトとソーヤーが泳いでいたあの滝です。
実際に訪れる時の注意点
このコースは、私の実体験からは往復ビーチサンダルでも大丈夫でした。ただ、人によっては足に合っていないサンダルを履いていると足が痛くなるかもしれません。なので、ビーチサンダル1時間くらいの散歩をして足が痛くならないかを事前に確認しておいてください。
また、このコースでマノア・フォールズ・トレイルのように手つかずのジャングルのような自然を体験できると期待すると、その期待は裏切られることになります。道が舗装されている時点でもそうですが、人工的に整備された散歩道と言うのが正しい認識です。
ほか、カーナビでこのワイメアーバレーを検索する時に気をつけることがあります。カウアイ島にワイメア峡谷(Waimea Canyon)と言うこれも有名な観光スポットがあります。間違ってワイメア峡谷を選択しないようにしてください。
マカプウ・ポイント・ライトハウス・トレイル
次に紹介するコースは、マカプウ・ポイント・ライトハウス・トレイルです。マカプウ・ポイント・ライトハウス・トレイルは、ワイキキから車で30分程度の距離にあるトレッキング・コースです。
マカプウ・ポイントは、つまりマカプウ岬の意味でオアフ島の南東部にある岬です。その岬は丘のような形状になっており、丘の頂上付近にあるライトハウス、つまり灯台を目指してトレッキングするのが、このコースとなります。
このコースは、基本的に道が舗装されているので、ビーチサンダルでも楽しむことができます。ただし頂上付近にちょっとだけ砂利の場所があるので、そこは気をつけるようにしてください。
頂上まで片道30分〜40分で気構えずに登れる場所です。急勾配ではありませんが、少なくとも上り坂を歩き続けることになるので、シニア世代の人は無理せずゆっくり進むのがオススメです。頂上から見られる景色は、絶景となっており楽しめます。
マカプウ・ポイントは、頂上以外にも楽しめる場所があります。たとえば、2月〜3月のザトウクジラの出産シーズンでは、途中にあるビューポイントでクジラを見ることができます。その場合は双眼鏡を持参するのがオススメです。
また頂上へ行く道からは外れますが、ペレの椅子と呼ばれる、ハワイの女神ペレにちなむパワースポットがあります。興味がある人はついでに行ってみるもの良いでしょう。
舗装されたコースは気軽に挑戦できる
以上、オアフ島でビーチサンダルでも気軽に楽しめるトレッキング・コースをご紹介しました。
ガイドブックでは、ダイヤモンドヘッドやマノア・フォールズも、『子供でも楽しめる初心者向けのコース』と紹介されていることが多いのですが、それを「初心者向けね、じゃビーサンでも楽勝だよね」のように解釈すると痛い思いをします。
この初心者向けの意味は、あくまで他の上級者向けの登山コースと比べて初心向けと言うことであって、ビーチサンダルで気軽に歩けるコースと言う意味ではないのです。
一方。今回ご紹介したコースは、道が舗装されており、歩きやすいと言う意味でオススメのコースです。ハワイで初めてトレッキングをする場合、まずはこのように歩きやすいコースから、ハワイのトレッキングの楽しさを知るのがオススメです。