今回は、初めてのハワイ旅行でオアフ島を訪れる人に伝えたい注意点です。具体的には、オアフ島の3つの観光名所で気をつけることをご紹介します。
ご紹介する場所は、ワイキキビーチ、ダイヤモンドヘッド、ハロナの潮吹き岩の3つです。中には命に関わる危険がある場所もあります。
ワイキキビーチで気をつけること
それでは、早速始めましょう。まず、初ハワイの人が、ワイキキビーチで気をつけることからです。
ワイキキビーチは、実は複数からなるビーチの総称なのですが、その複数のビーチに共通することがあります。それは、「人工的に作られた砂浜のビーチ」と言うことです。つまり、もともと砂浜ではない海岸に砂を運んで作ったビーチなんですね。
なので。ワイキキのビーチは、砂浜からちょっと沖の方に入っていくと、海底は砂がなくなり岩礁になっています。そして、それを知らずに、砂浜だと思って深い方まで歩いていくと、足の裏に思わぬ怪我をすることがあるので注意が必要です。
これは、ハワイでお世話になった在住者の方の実体験なのですが、「ワイキキでのサーフィンデビュー初日に怪我をしてしまった話」があります。
その方は、スポーツマンで、水泳も得意な方です。この方が、サーフィンデビューをワイキキビーチで行いました。ですが、その時に大波に巻かれしまい、ワイキキビーチの底の岩礁に足をぶつけて、怪我をしてしまいました。それ以降、その方は、「二度とサーフィンをしない」ことにしたそうです。
この話からわかる通り、ワイキキビーチ海底の岩礁は、ハワイに住んでいる人でもこのような怪我をする危険がある場所です。
なので。「子供と一緒」などの理由で、ワイキキビーチをより安全に楽しみたい方は、ワイキキビーチの中でも防波堤に囲まれているエリアで遊ぶのがオススメです。そのエリアに関しては、ワイキキビーチでも、砂の流出が少ないため、奥の方まで行っても岩礁がむき出しになっていないからです。
ダイヤモンドヘッドで気をつけること
次に、ダイヤモンドヘッドで気をつけることをご紹介します。
その気をつけることは、ダイヤモンドヘッドの頂上のちょっと手前にある直線の長い階段を、体力のない人は「無理に登らない方がいいよ」と言うことです。
ダイヤモンドヘッドの頂上手前には、長い直線の階段を通るコースと迂回路のコースの2つのコースがあります。そして、前者の長い階段のコースを、体力のない人は、無理に登らない方がよいですよ、と言うことですね。
その理由は、この長い直線の階段の途中で、胸を押さえて苦しそうに動けなくなっているお年寄りを見たことがあるからです。そのお年寄りは、呼吸困難で今にも倒れそうになっており、その前後にいるお年寄りの家族が真剣に心配している様子が印象的でした。
この長い直線の階段は、一度登り始めてしまうと、休みたくても無理に登り続けさせてしまう雰囲気があります。なぜかというと、階段の道幅が狭く、遅い人を追い抜きにくいからです。そのため、「後ろから来る人に迷惑をかけまい」と、休みたくても無理に登らないといけない心理になりやすいわけです。
一方、この階段の手前までの登山道は、遅い人を追い越せる道幅の場所や、ところどころ休憩できる場所があります。なので、その間は、無理をしなくて済みます。
その結果。体力のない人は、この頂上近くの長い直線の階段で、急に無理をしてしまい、倒れそうになるわけです。
なので。体力のない人は、素直にこの長い直線の階段のコースは利用せず、迂回路のコースを使った方がよいです。もし「それでも階段のコースも体験してみたい」と言うのであれば、迂回路のコースで頂上に登った後、下る時に通れます。
ただ、その場合も、長い階段で転ぶ危険がないとは言い切れないので、体力がない人は、登りも下りも迂回路を通った方がオススメなのは確かです。
ハロナの潮吹き岩で気をつけること
最後に、ハロナの潮吹き岩で気をつけることをご紹介します。
ハロナの潮吹き岩とは、オアフ島の南東部にある観光名所の1つです。よくマカプウ岬とセットで訪れることが多い場所で、海沿いの岩場にできた自然の穴から、海水が吹き出す様子がみられる場所です。
この記事のトップの写真が、まさにそのハロナの潮吹き岩の様子です。その場所は、次のリンクから、Googleマップで確認ができます。
このハロナの潮吹き岩で気をつけることは、「絶対に潮吹き岩の穴の近くに近寄らない」と言うことです。なぜかというと、その海水が吹き出す穴に吸い込まれて死亡する事故につながるからです。潮吹き岩の穴は、海水が吹き出すということは、逆に吸い込む空気の流れがあります。
なので、うかつに近寄ると、それに吸い込まれて海に落ち、そのまま溺死してしまうわけです。
実際のところ、この潮吹き岩には、かなり手前に駐車場のフェンスがあるため、普通であれば近づくことはありません。ですが、怖いのは、好奇心旺盛でかつ、そのフェンスを乗り越えられる年齢の子供ですね。そのような子供が、面白い自然現象に惹かれて、吸い込まれる危険を知らずに近寄ってしまう危険があります。
なので、ハロナの潮吹き岩を訪れる際は、「死亡事故も起こっている場所だ」と言うことを知った上で、穴に近寄らないようにするのがオススメです。