今回は、ハワイ旅行中に「自転車をレンタルしてみようかな」と考えている人に伝えたい情報です。具体的には、ワイキキから自転車ではなく原付をレンタルして行くことにして良かった場所をご紹介します。
自転車と原付の選択に迷うことになる理由
ハワイの2輪のレンタルショップでは、自転車と原付のどちらを借りようか迷うことになります。と言うのも、ハワイの2輪の乗り物のレンタルショップでは、自転車、原付、バイクのすべてを貸し出していることが多いからです。
原付は、日本ではバイク寄りの乗り物ですよね。ところがハワイでは原付は自転車のような扱いで貸し出されます。たとえば、盗難なども含めて保険がなかったり、貸し出し時に免許をチェックされなかったりするわけです。ちなみに、ハワイでの原付の運転には、実際には免許は必要です。
この理由から、ハワイの2輪のレンタルショップに行くと、原付を運転できる人は、自転車にしようか、原付にしようか迷うことになります。
で、今回は、あえて原付を選び、ワイキキからその原付で訪れて良かった場所をご紹介したいわけです。
自転車ではなく原付で訪れて良かった場所
では、本題の自転車ではなく原付で訪れて良かった場所をご紹介しますと。日中のタンタラスの丘、およびその頂上にあるプウ・ウアラカア州立公園があります。次のリンクから、Googleマップ上でその場所を確認できます。
プウ・ウアラカア州立公園は、ワイキキの北側に位置し、車で15分ちょっとの距離にあります。なので、自転車で行けなくはない距離です。ですが、実際に自転車で訪れるととても大変な思いします。
なぜかと言うと、「タンタラスの丘」と言う名前からわかるように、その目的地までの道のりが峠道になっているからです。この峠道は、傾斜がそこそこある上に、何度も折り返しその距離も長いため、自転車で登ると、かなり疲れます。
またプウ・ウアラカア州立公園は、タンタラスの丘ツアーでよく訪れる駐車スペースより、さらに標高が高い場所にあります。その分見晴らしも素晴らしいのですが、自転車で行くのはより辛くなります。
なので。この峠道は、自分でペダルをこがなくて済む、原付で訪れる方が圧倒的に楽です。
日中のプウ・ウアラカア州立公園からの景観は見る価値あり
プウ・ウアラカア州立公園からの景観は、ぜひ見る価値があります。ダイヤモンドヘッドからワイキキの繁華街を一望でき、また海も見えとても素晴らしい絶景だからです。
ダイヤモンドヘッドの頂上とプウ・ウアラカア州立公園の標高のどちらが高いのか、正確なところを知りませんが、見晴らしの良さで言うと同じくらい標高が高い場所から見渡す感じで見られます。
またプウ・ウアラカア州立公園は、ダイヤモンドヘッドの山頂付近と違い展望スペースが広いです。そのため、ゆっくりとその景観を楽しめる点がうれしいポイントです。
プウ・ウアラカア州立公園は、夜は入り口のゲートが閉まってしまうため、日中しか入ることができません。タンタラスの丘と言うと夜景が有名です。ですが、日中にしか入れないプウ・ウアラカア州立公園から見る景観も、とても素晴らしいものがあります。
そして。プウ・ウアラカア州立公園は、その峠道のため、レンタカーがないと通常はアクセスしにくい場所です。ですが、原付をレンタルすることで訪れることできるようになるわけですね。
原付は盗難に特に注意
実際に原付を借りて、プウ・ウアラカア州立公園を目指すにあたり、注意点があります。それは、原付は盗難されると弁償代が高くつくことです。
通常、ハワイの2輪のレンタルショップにおいて、バイクを借りる場合は、盗難や事故などをカバーする保険に入ることが条件になっています。
ところが、原付の場合は自転車のような扱いなので、そのような保険が提供されません。そのため、海外旅行保険に入っていない場合は、転んで怪我をした、誰かを傷つけた、何かを壊した、原付を傷つけた、のようなトラブルに自腹で対応することになります。
さらに。万が一、原付が盗難された場合は最悪です。高額の弁償代を支払うことになるからです。加えて、レンタル品の盗難は、海外旅行保険でもカバーされないのが通常です。つまり、原付の車体が盗難されると、自腹で高額の弁償代を払うことが確実となるわけです。
このような事情があるため、ハワイで原付を運転することには、それなりのリスクを伴うことを知っておいたほうがよいです。
ただ、今回ご紹介したように、自転車では辛い峠道も原付ならば簡単にアクセスできます。加えてレンタカーするよりレンタル費用が安く済みます。なので、この点は原付のメリットと言えます。