今回は、ハワイ島への旅行を計画している人のうち、コナ空港からレンタカーを利用する人にお伝えしたい注意点です。
先日、2016年の7月に「ハワイ島に行ってきました」という方から、お話を伺う機会を得ました。で、その際、その方から、「ハワイ島では、これまでは、考えられなかったことを経験した」という話を伺いました。
最近、カイルア・コナから空港周辺で起きている問題
その方が経験した、その「これまでハワイ島で考えられなかったこと」は、ズバリ道路の渋滞です。ハワイ旅行において道路の渋滞というと、オアフ島の通勤時間におけるフリーウェイの渋滞が有名です。
一方、ハワイ島は、これまでは、それほどに問題とされていませんでした。ところが、今現在、ハワイ島の西側、カイルア・コナからコナ空港周辺にかけて、Queen Ka’ahumanu Highwayが、渋滞するようになっているそうなんですね。
ご参考まで、その渋滞するエリアのざっくりした範囲を地図で示すと、次の通りです。
で、ハワイ島が初めての方のために、ご紹介しておくと。Queen Ka’ahumanu Highwayは、次のような感じで、他の車と出会うことが少ないことが、通常の道路です。
GoogleストリートビューでQueen Ka’ahumanu Highwayの様子を見る
なので、これまでは、ハワイ島で渋滞に遭遇するようなことは、まず考えられなかったわけです。それが、今現在は、カイルア・コナからコナ空港にかけては、渋滞に気をつけなくては、ならなくなっています。
ただし。この渋滞の問題は、将来的には、解消される想定です。というのも、現在、Queen Ka’ahumanu Highwayを片側2車線にする拡張工事が行われているからです。
ご参考までに、次の記事は、その拡張工事の「フェーズ2が始まるよ」ということを伝えたものです。
Queen Kaahumanu Highway widening, phase 2 project begins with groundbreaking ceremony
1時間余計に時間がかかる想定で予定を立てる
というわけで、この渋滞は、この道路の拡張工事が完了すれば、いずれ解決するはずです。逆に言うと、その工事が終わるまでは、ハワイ島と言えども、この渋滞問題に気をつけた方が良いわけです。
で、どのように気をつける必要があるかと言うと。上で述べた渋滞するエリアを通る場合は、「常に1時間余計にかかる」と思っていた方が良いです。
例えば、自分の宿泊先が、ヒルトン・ワイコロア・ヴィレッジだったとして、そこからコナ空港に向かうとしましょう。で、渋滞がない前提であれば、Queen Ka’ahumanu Highway沿いに進むルートでその移動に必要な時間は、30分程度です。
Googleマップでヒルトン・ワイコロア・ヴィレッジからコナ空港までのルートを見る
ですが、渋滞する可能性のあるコナ空港周辺を通ることになるため、1時間30分は見た方が良いと言うわけです。
で、ホノルル空港経由の飛行機の場合は、国内線なので1時間前には、空港に着いた方が良いです。すると、2時間30分前には、ホテルを出発した方が良いことになります。また、コナ空港から日本への直行便だった場合は、さらにもう1時間余裕を見る必要があります。
今現在のハワイ島旅行では、こんな感じで、渋滞を想定して予定を立てる必要があります。この点に注意が必要です。
ハワイ島の最新の渋滞状況を地図で確かめる方法
そこで、ハワイ島の最新の渋滞状況を地図で確かめる方法をご紹介しておきます。
その方法は、ハワイの地元新聞である、Honolulu Star-Advertiserが運営する公式ウェブサイトを利用するのが便利です。次のリンクから、その公式サイトのTraffic、つまり交通情報のページを見ることができます。
Honolulu Star-Advertiserの交通情報ページを見る
で、上のリンクを開くと、まず、オアフ島のホノルルを中心した地図がバーンと表示されます。なので、この地図は、ぱっと見、オアフ島専用かと誤解をしてしまいがちなのですが、実際には、ハワイ島の渋滞情報も見られます。
そのためには、地図をグイッとハワイ島まで動かす必要があるのですが、一度ズームを引いてから動かした方が、楽にハワイ島まで動かせます。ハワイ島まで動かしたのち、再度ズームインして詳細を見てください。すると、ハワイ島の道路においても、渋滞している場合は、そこが赤く表示されます。
ただ、この情報が常に最新とも限らないです。なので、「帰る日で空港に向かう」など、重要な移動日には、渋滞する前提で1時間余裕をみて行動するのが良いですね。