赤ちゃんとのハワイ旅行にあたり、「ダイヤモンドヘッドに行けるかな?」と心配していませんか?
今回は、実体験を元にした赤ちゃんと一緒にダイヤモンドヘッドを楽しむためのコツをご紹介します。
ベビーカーでは登れない
最初のコツとして、ダイヤモンドヘッドは、ベビーカーでは登れません。
なぜなら、途中から道が舗装されていない砂利道になるからです。また、山頂付近には、長めの階段がありそれもベビーカーで登れない理由の1つです。なので、赤ちゃんと山頂まで一緒に登りたいのであれば、抱っこ紐が必要です。
ダイヤモンドヘッドの山頂までは大人の足で片道30分〜40分程度かかります。行きはほとんど登り坂が続くことになるため、赤ちゃんを抱っこして登るにはそれなりに体力が必要です。
またダイヤモンドヘッドは、「初心者でも簡単に登れる」と紹介される山で、それは事実です。ですが。初心者向けと言っても赤ちゃんを抱っこしている場合は事情が変わります。なぜなら赤ちゃんを抱っこしていると、体の重心がずれ歩きにくく、またその重さで疲れやすくなるからです。その状況で40分の登り坂を登り続けることになります。
なので、赤ちゃんを抱っこしている場合は、無理せず休み休み行くのがオススメです。ダイヤモンド登山道の途中に、ベンチのあるちょっとした休憩スペースや展望台があるので、それらの場所を積極的に利用して、休憩をするのが良いですね。
私の実体験としては、赤ちゃんの体重が8kgちょっとの頃に、エルゴの抱っこ紐で前に抱っこして登ったわけですが・・・、かなり辛かったです。具体的には、そもそも登る体力的にも辛かったですし、赤ちゃんと接している部分が汗だくになるのも辛かったです。なので、その汗を拭く ための「タオルを持って来れば良かった」、と後悔しました。
ベビーカーを置く場所がない
次に、ダイヤモンドヘッドは、トロリーでアクセスできます。たとえば、ワイキキトロリーのグリーンラインや、大手旅行会社のツアー客専用のトロリーが、ダイヤモンドヘッドの麓の駐車場まで乗り付けています。
ベビーカーは、折り畳めばトロリーに持ち込んで乗れます。なので、ダイヤモンドヘッドの麓までは、トロリーでもベビーカーを持ってアクセスできます。
ですが。上述した通り、ダイヤモンドヘッドの登山中は、ベビーカーは使えません。なので、登山のためにはベビーカーが邪魔になるわけですが、そのベビーカーを置く場所がありません。もちろん盗まれても構わない、もしくは処分されても構わない前提で、麓の駐車場に放置することは可能です。ですが、実際にそうなってベビーカーがなくなったら困りますよね。
と言うわけで、赤ちゃんとトロリーでダイヤモンドヘッドにアクセスする場合は、宿泊先を出るときから抱っこ紐が必要です。
そして、その所要時間として、宿泊先を出発してから、ダイヤモンドヘッド山頂まで登り、山頂から降ってまた宿泊先に帰ってくるまでで、2時間〜3時間は見ることになります。
つまりその間中は、ずっと赤ちゃんを抱っこし続けることになります。なので、大人も赤ちゃんも体力に注意してください。
前で抱っこする場合は帰りに注意
次に、抱っこ紐で赤ちゃんを前で抱っこする場合は、ダイヤモンドヘッド山頂からの帰りに注意が必要です。
なぜかと言うと、山頂からの帰りには、長い下りの階段を下ることになるからです。そのため、前に抱っこして体の重心が前にある状態だと、階段を下る時に転びそうになりやすいです。
ダイヤモンドヘッドの山頂は、山頂付近で登り道が2ルートに分かれます。1つは、長い急な階段が続くあるルートで、もう1つは階段の傾斜が楽ですが、遠回りをすることになる迂回路です。この記事のトップの写真が、前者の長い急な階段の様子なのですが、写真からも結構急な階段であることがわかりますよね。
なので。帰りは特に後者の迂回路を通ることをオススメします。上述したように下りの階段は、前に重心があると転ぶ危険が高いからです。
麓の芝生で遊ぶだけでも楽しい
最後に。ダイヤモンドヘッドは、「無理をせず赤ちゃんは登らない」と言う選択肢を取るのも1つの方法です。たとえば、親子3人であれば、お父さんだけ山頂まで往復の登山を行い、お母さんと赤ちゃんは麓で待機するわけです。
ダイヤモンドヘッドの麓には、芝生の公園のようなナイスな場所があるので、お母さんと赤ちゃんは、そこで時間を潰すことができます。この場所の芝生は、そこそこ広いので、ハイハイできる赤ちゃんであれば、喜んで遊んでくれるはずです。
またこの場所の近くには、公衆のトイレもありオムツ台もあるそうなので安心です。「あるそう」と言うのは、私自身がそのオムツ台を利用したことがないからです。加えて飲み物の自販機がありますし、芝生には木陰があるので、暑さも凌ぎやすい場所となっています。
お父さん一人であれば、山頂まで行って帰ってきても1時間ちょっとです。なので割り切って、「赤ちゃんとは無理せず芝生の公園で遊んで待つ」、と言うのも赤ちゃんとのダイヤモンドヘッドのオススメの過ごし方です。
ダイヤモンドヘッドは赤ちゃんとも楽しめる
以上、赤ちゃんと一緒にダイヤモンドヘッドを楽しむためのコツをご紹介しました。
ご紹介した通り、ダイヤモンドヘッドは、抱っこ紐で赤ちゃんと山頂までの登山を楽しむこともできますし、無理せず芝生で待機してもらう過ごし方もできます。ちなみに、芝生で待機する場合はベビーカーを持ってきても大丈夫ですね。
今回ご紹介したようにダイヤモンドヘッドは赤ちゃんとも楽しめます。実際に赤ちゃんと訪れるときは、ぜひ今回のコツをご活用くださいね。