ハワイ旅行でレンタカーを借りるときに『国際運転免許証』を準備すべきか迷っていませんか?
実際のところハワイ州は、アメリカに入国して1年以内に限り日本の有効な運転免許証があれば、国際運転免許証がなくても車を運転できます。
そのため、「わざわざ警察に行って国際免許を作るのも面倒だな〜。要らないかも・・・。」と思ってしまいますよね?
でも実際には国際運転免許証は準備するのがオススメです。なぜオススメなのかを示すために、今回は、私が「ハワイで国際運転免許証があって良かった」と感じた体験談をご紹介します。
交通事故を起こした
私がハワイで国際運転免許証があって良かったと感じたのは、ハワイでレンタカーの運転中に交通事故を起こしたときでした。
事故現場はオアフ島のノースショア、ハレイワの近くです。ハレイワから北上する途中、道が狭くなる橋があります。その橋の欄干に車の右前をがつんとぶつける自損事故を起してしまいました。
事故で車が動かせなくなり、911に電話をして警察を呼ぶことにしました。その当時、英会話がそれほど得意ではありませんでした。まして電話で現在地を説明できなかったので、通りがかりの地元の人の助けを借りて警察を呼ぶことができました。
国際運転免許証が役立ったのは、その警察が到着してからです。事故現場に警察官が到着し「あなたの免許を見せて」となりました。そして、この時日本の免許証と一緒に国際運転免許証を渡しました。
そして、国際運転免許証があったおかげで、それ以降は特に問題なく手続きが進みました。
もし国際運転免許証がなかった場合
この時、もし国際運転免許証がなく、「日本の運転免許証でハワイ州を運転できる」と言う事実を知らない警察官が対応に当たった場合は、無免許運転として処理される可能性がありました。
そのように処理される可能性がある事実は、次の在日ホノルル領事館の公式サイトでも紹介されています。
以下、 ハワイ州で車を運転する方へ より引用
事故や違反で取締りを受けた際,日本の運転免許証を示したにもかかわらず無免許運転として処理されることがあります。
そして無免許運転として処理されると、その後、本人か代理人の弁護士がハワイの裁判所に出頭することになります。裁判のためにまたハワイに来るのはとても面倒ですよね。
英会話が得意であれば、「入国後1年以内に限り有効な日本の自動車運転免許証で運転できる」と言うことを警察官に伝えることができます。が、それができたとしても信じてもらえない可能性はあり得ます。
国際運転免許証は、要するに日本の免許証を翻訳したものです。英語での説明が書いているため、ハワイの現地の警察官にも内容が理解できるものとなっています。
つまり、国際運転免許証があると有効な日本の免許を持っているのに、無免許運転と処理されるリスクを避けるのに役立ちます。
パスポート代わりのIDとして
また、ハワイ旅行において国際運転免許証は、このような事故以外には、運転以外の時に使うID(身分証)としても役立ちます。
パスポートは、ポケットに入れるにはややサイズが大きく厚さがあり不便ですよね。加えて紛失した場合のリスクも大きいです。そのため車を運転する時以外は、あまり持ち歩きたいものではありません。
そこでパスポートの代わりにIDとして使え、持ち歩くのに便利なのが国際運転免許証です。なぜなら、国際免許証はパスポートより薄く持ち歩きやすいからです。
国際免許証のサイズはパスポートよりちょっと大きいですが、薄さのメリットが優れています。また紛失したリスクがパスポートより少ない点も良いですね。
ハワイ旅行中、飲食店でお酒を飲むときやABCストアやスーパーでお酒を買う時など、旅行中にIDの提示を求められることがあります。私の実体験では、この時パスポートではなく国際運転免許証の提示で大丈夫でした。
ただ、私は今現在は、パスポートの代わりに国際運転免許証を持ち歩くことはしていません。なぜなら、買い物など普段の生活の中でIDの提示を求められる場面では、パスポートの写真のページのコピーの提示で大丈夫だとわかったからです。
国際運転免許証は準備すべし!
以上、ハワイで実際に国際運転免許証があって良かったと感じた体験談をご紹介しました。
ハワイ州では、アメリカに入国して1年以内に限り、日本の運転免許証で車を運転することができます。またレンタカーを借りるときも、国際運転免許証の提示を求められることはまずありません。
つまり国際運転免許証は、ハワイでレンタカーの運転中に何事もなければ、実際にはあまり出番がないものです。
一方で。やはりどんなに気をつけていても事故に合うときは合うものです。私自身も「まさかハワイで自分が交通事故を起こすわけがない」と、事故を起す前までは思い込んでいました。
また事故以外でも、スピード違反で捕まるなど、旅行者がハワイで交通違反を起して警察に捕まることは十分にあり得ます。そのような時に、運悪く日本の免許を認めない警察官に出会ってしまうと、無免許運転にまでなってしまいます。
このようなリスクを避けるためにも、ハワイでレンタカーを借りるときは、国際運転免許証を準備するのがオススメです。日本の警察での手続きも、何か講習があるわけではありません。なので、それほど手間ではありませんよ。