今回は、ハワイ旅行で、生まれて初めてサーフィンをする人に伝えたい情報です。
そのような人の中でも、ワイキキでロングボードでサーフィンをする人に向けて、地上で簡単にできるサーフィンのイメージトレーニングをご紹介します。
ただし、今回のイメトレのためには、いつくか道具が必要です。持っていない方は、購入するか、誰かから借りるなどし、準備する必要があります。
サーフィン特有の難しさ
私が、生まれて初めてサーフィンをしたのは、ワイキキビーチでした。その時に感じたサーフィン特有の難しさは、海面上で板がフラフラと揺れる中でバランスを取ることでした。
そして、この難しさは、地上で同じような感覚を得ることが中々できません。例えば、普通のスケートボードは、車輪が4つあるので、板の上に立つことは自体は難しくないですよね。
一方、サーフィンでは、板の上の立とうとすると、板自体がフラフラと揺れます。結果、サーフボードの上に立つためには、波に押されてスピードがついてからでないと難しくなります。
この海面上でフラフラする感覚が、陸上で中々得られないわけですね。なので、これまで私は、「サーフィンを実際にする以外にサーフィンの難しさは体験できない」と考えていました。
ブレイブボードは大人でも使える
ですが、工夫次第では、地上でもある程度サーフィンの不安定感を掴めることがわかりました。
例えば、このフラフラした感覚を地上で手軽に掴める方法として、ブレイブボードのスケートボードを使う方法があります。
この板については、この商品を扱っているメーカーの次の公式動画を見るのがわかりやすいです。
この板は、日本ではトイザラスで扱っていたりと子供向けの商品という印象を持っている方がいるかもしれません。ですが、実際には、大人でも使えるものです。事実、上の動画でも大人がしている様子を確認できます。
そして、この動画を見るとわかる通り、このスケボーは、車輪が前後に1つずつしかありません。そのため、スピードを出さずに、その上に立つとフラフラします。
また、次の動画では、プロサーファー目線でのサーフィンとの共通点が語られています。
この動画の中では、そのプロサーファーの言葉として、「波乗りしながら、ふらついている水面をうまく乗ってく感覚をイメージして、この板の練習をすると良い」という趣旨のコメントがあります。
つまり、この板から、「サーフィンで板の上に立つのと似た不安定さ」を掴めることがわかります。
地上でサーフィンの立ち上がる時の感覚をつかむ方法
ただ、サーフィンには、それ以前のハードルが高いです。というのも、サーフィンは、そもそも板に立ち上がること自体が難しいからです。
サーフィンは、板の上に寝そべった状態から始まります。そして、波に乗るには、そこから立ち上がる必要があります。その立ち上がり動作が難しいということです。
で、これまで私は、この「波に押される板の上で立ち上がる感覚」ばかりは、実際にサーフィンをする以外に体験できないと考えていました。これまで地上でこのような感覚をしたことがなかったからです。
ところが。先日、バランスボール上でゴロゴロしていて、「むっ、これは?」という気づきがありました。というのも、バランスボールを使うと、サーフィンで立ち上がる時の体の感覚に近い動きができることがわかったからです。
具体的には。まず、しゃがんだ状態で、抱きつくように、バランスボールを抱え込みます。その状態から足を伸ばし、全身をバランスボールに預けるように体を乗せます。
そして、体を乗せた先に腕立て伏せのように手をつきます。と同時に膝を曲げて、最終的にバランスボール上に折った脚が乗るようにします。この時も、手は腕立てのように床についたままです。
この一連の動作をすると、バランスボール上を全身が滑る感覚がわかりますよね。
この動作が、サーフィンで波に押されながら板の上に立つ直前の感覚に似ています。板が波の上を滑っている感じに似ているんですね。また、進行方向に対し、左右に安定していない感じも、サーフィンに似ています。
ので、地上でサーフィンで立ち上がる時の感覚を掴めるイメージトレーニングになります。
バランスボールでのイメトレの注意点
このイメトレでするバランスボールのサイズとしては、大きい方がオススメです。ご紹介した動きでは、全身を預けることになるからです。
また、バランスボールの耐荷重には、気をつけてください。今回の動きでは、全体重がボールにかかる瞬間があるからです。
加えて、広いスペースで行って下さい。また体を前に伸ばす際には、勢いをつけ過ぎて飛び出し、怪我をしないようにしてください。あくまで、「全身が滑る感覚をつかむ」のが目的です。