今回は、ハワイ旅行で生まれて初めてサーフィンをする人のうち、普段水泳が趣味の人に伝えたい情報です。
サーフィンでは、波に乗って移動する時以外は、板の上に寝そべって腕で漕いで進む「パドリング」をたくさんすることになります。
で、先日、私がプールで水泳をしているときに、このパドリングに近い体の使い方を再現できる泳ぎ方を発見したのでご紹介します。
クロールのようでクロールとは違う
私は、ワイキキで生まれて初めてサーフィンをしました。
で、陸上からそのパドリングをする様子を初めて見た時は、「パドリングとは、水泳のクロールのようなもんだな」と思いました。外から見ている分には、クロールのように腕を回しているように見えたからです。
ただ、実際に海上の板の上でそのパドリングをしてみると、「クロールのようでクロールとは違う」と感じました。そう感じた理由として、サーフボードの上での姿勢がありました。
具体的には、パドリングは、板の上で背筋を使って、上半身を上に反らし続けた状態ですることになります。一方、クロールは、水面に対して、なるべく体全体を水平にしますよね。
この姿勢の違いで、パドリングは、腕の使い方が、クロールとは変わってくるのだと感じました。
プールでパドリングに近い姿勢で泳ぐ方法
で、最近、私は、子供とプールに行っているのですが、子供のペースに合わせてゆっくり泳いでいるときに、「あっ、これは?」と思いました。
「この感じ、サーフィンのパドリングの時に似てる」という泳ぎ方を発見したからです。
その泳ぎ方とは、顔を水面に出し続けられるように平泳ぎの手の使い方をし、一方、足はバタフライのキックで泳ぐ方法です。
こう泳ぐと、水面から顔を出し続けるために、自然と体がパドリングの時のように、上半身を上に逸らせた姿勢になります。で、手を平泳ぎのように使うのは、そうすると水面から顔を出し続けやすいからです。
実際には、パドリングでは腕を左右交互に使うので、パドリングの時と完全に同じ感じにはなりません。が、パドリングの時の「上半身を上に逸らせながら窮屈な感じで腕を使う」という体験は、この泳ぎ方で再現できると感じました。
キックについては、私が試した限り、バタフライのように使うと上半身を上に反らせた姿勢で、まっすぐ進むことを維持しやすいと感じました。
クロールに自信があっても腕がパンパンになった
私は、ワイキキで初めてサーフィンをする当時から水泳を趣味にしていて、物凄く早く泳げるわけではありませんが、少なくともクロールをし続けることには自信がありました。
なので、生まれて初めてサーフィンを体験する前には、「パドリングは余裕だろう」と甘く見ていました。
ですが、実際にパドリングをしてみると、水泳のクロールとは勝手が違うんですね。そして、初めてのサーフィンを終えた時には、腕がパンパンになって、上げるのが辛いくらいになりました。
そうなった背景として、サーフィンでは、波に乗るためにダッシュするように素早くパドリングをしなくてはならないこともあったのですが、上述したようにクロールとの姿勢の違いによる腕の使い方の違いもありました。
ので普段水泳を趣味をしていて、「クロールに自信あり」と言う人が初めてサーフィンをするにあたり、ぜひ上で紹介した、足をバタフライのキックでする顔出し平泳ぎを試してもらい、その姿勢や腕の使い方の変化を擬似的に感じて欲しいと思ったわけです。