前回は「女性向け!日本からハワイに持ってきた方が良いもの(前編)」で、「持ってきて良かったもの」をご紹介しました。後編となる今回は、「持ってこなくて良かったもの」をリストアップしますので、ぜひご参考になさってください。
持ってこなければ良かった!アイテム
自分の思い込みでなにも考えずパッキングをすると、現地では使うことなく「そのまま持ち帰り」となるただのお荷物になってしまうアイテムが発生します。そうならないようにするためのポイントは、「どこまでハワイでの過ごし方をシュミレーションできるか」です。では、早速みていきましょう。
余分な服
「これ、もしかしたら着るかも?」と思って少し余分に持って行った服は、まず着ることはありません。なので、荷物の無駄をなくすためには、どうやって過ごすかシュミレーションをすることが重要です。たとえば、ハワイでのアクティビティが決まっているなら、下着とアウターの組み合わせまで事前に決められますよね。ほかハワイの場合、水着をインナーにして出かけることもあるので、下着も宿泊分まで必要ではなかったりします。洋服を最小限に抑えると、帰りのお土産スペースも広くなりますしね!
下着の話が出たので、関連して「下着の取り扱い」についてもう少し詳しくお伝えしましょう。下着については、古くなった下着を使い捨て用にして、Victoria Seacret(ワイキキ店、アラモアナ店)や、Nordstroam Rack(ワード店)で新調するのもオススメです。Victoria Seacretでは、時期に関係なく、パンツが5枚セット27.5ドルで購入できます。日本にはないちょっとセクシーなデザインや、カラフルでスポーティなデザインもあるので、もちろん上下セットで新調してもいいですしね。
アラモアナショッピングセンターにある老舗デパートとしてNordstroamが有名ですが、そのNordstroamの型落ち・季節外れのセール品が集められたお店がNordstroam Rackです。この店で扱っている下着はそこまで流行もなく、1枚12ドル前後の下着が半額以下で売られています。こちらは上下セットにすることは難しいですが、レース生地の良品質のパンツやシンプルなシームレスブラ・パンツが売られているので、安くておすすめです。(Nordstroam Rackについては、常にストックがあるわけではないことをご了承ください。)
また水着についても、ハワイで調達して、下着の代わりにしても可愛いですね。いろんな場所で売られていますが、水着はSAN LORENZOというブランドが日本では見かけないデザインが多いので面白いですよ。こちら、ペルーとブラジルをベースに2002年にハワイへ上陸したブランドです。自由で大胆な色使いやカットで、地元でも人気です。
ご参考として私の友人達にもハワイで無駄になった荷物のアンケートを行ったところ、「着なかった洋服」が持ってこなくて良かったアイテムのナンバーワンでした。レインコートやパーカーなど、気候の変化に対応できるように用意した洋服は必要だったかもしれませんが、「日本でしばらく着ていなかったけど、もしかしたら常夏のハワイでは着るかな?」、「もしかしたら、素敵なホテルディナーに行くかもしれないので、ドレスが2、3着必要かな?」と、「もしかしたら」の想定で持って行った洋服は、着ない場合がほとんどです。
だから、「もしかしたら?」と思ったら、思い切ってスーツケースには入れないことをオススメします。
大量の現金
クレジットカード文化なので、ほとんどのお店でクレジットカードが使えます。現金を持ち歩くよりもスマートですし、お財布を開いたときにごっそり現金があると、周囲の人がびっくりします。ヒデさんの記事「ハワイ旅行でドルはいくら必要?実体験から学んだお金回りの準備の仕方」にもあるように、現金は100ドルあれば十分です。
ハワイで生活をしている私ですが、ほとんどクレジット払いなので、現金100ドルで1ヶ月以上過ごせます。現金が必要な場面としては、ファーマーズマーケット、フードトラック、バス、ホテルのチップ、一部のレストランぐらいです。スーパーでは50円くらいの買い物でもカードで済ませられます。「カードはついつい使い過ぎてしまうから怖い」という人も、ハワイではセキュリティを考えると現金よりもカードをオススメします。
本
「ビーチでのんびりする時用の読書本」。これ、旅行に行くたびに何度も持参しますが、読まないで持って帰る率がとても多いです。移動中は物珍しくて窓の外をずっと眺めているし、ハワイには読み物として日本語のフリーペーパーがたくさん設置されています。翌日何をするか計画を練っていると、読む時間がほとんどありません。
また、気分じゃない本を持ってきてしまった場合は本当にページを開かないので、ほとんどの時間をリゾートでのんびり過ごす方以外は持っていかなくてもいいですね。場所を取り、重くて荷物になるので、愛読家以外の人は必要ないでしょう。Kindleだったら気分に合わせて本を選択できて軽いので、まだ利用率が高いです。また、ハワイのセレクトショップでもインテリアにもなる英語の本が売られているので、何か読みたくなったら、お土産と英語の勉強を兼ねて購入するのもオススメです。
大量のポケットティッシュ
「大量の」というところがポイントです。使用頻度は普段の日本での生活と同じで、海外に行ったからといっていきなり使用量が増えるわけではありません。備えあれば憂いなしですが、ウェットティッシュひとつ、ポケットティッシュひとつ、タオル1枚があれば大抵事足ります。スーツケースに4、5個のポケットティッシュをいつも忍ばせているのですが、レストランではナプキンがあるし、そもそも持ち歩かないので使うことがなく、毎回持ち帰っています。
大判タオル
ホテルにはバスタオルとビーチタオルが別々に用意されている場合がほとんどです。かさばるし、湿ったまま持ち帰るのもカビ臭くなって嫌ですし、まず使うことはありません。もし、ビーチタオルが備わっていなかったとしても、Walmartで5ドル前後で購入できます。心配だったら、3~4泊の場合はフェイス用タオル1枚あれば十分です。
変圧器
ハワイ(アメリカ)のコンセント差し込み口は、日本の規格にも合います。海外旅行では、何も考えずにとりあえず変圧器を忍ばせていきますが、ハワイに関しては必要ありません。
日本食・湯沸かし器
一昔前(?)は、「海外旅行にはフリカケやカリカリ梅、味噌汁を持って行けば外食疲れが和らぐ」というような定説がありました。長期滞在ならそうかもしれませんが、一週間程度だったら、外食疲れになる頃には帰国しているので、必要ありません。
ハワイには日本文化が根付いているので、日本食レストランや日系スーパーで買い求めることもできます。せっかくのハワイ旅行なので、食もハワイを思いっきり体験してみてはいかがでしょう?
スマートなパッキングで旅上手に
いかがでしたでしょうか?前編の「持ってきて良かった」リストに比べて、「持ってこなければ良かった」リストは、なかなか思いつかなかったのですが、その中でもやはり「余分な服」には、ぜひ注目してほしいですね。とくに女性は心配して、色々と衣類を持ってきてしまいがちだからです。
ちなみにハワイ旅行にオススメの荷物の分量は、スーツケースの半分を空けるくらいです。スーツケースに開けた半分のスペースは、お土産が心置きなく入れられるので、帰るときに楽ですよ。それでは上手にシュミレーションして、スマートなパッキングをしてくださいね。