よく「ウミガメ遭遇率100%!」と紹介されるビーチとして、オアフ島のノースショアにあるラニアケア・ビーチがあります。ところが実際にはウミガメがいないこともあります。
今回は、そのウミガメがいなかった体験談をご紹介します。
別名『ウミガメビーチ』
オアフ島の北部、ワイキキから車で1時間程度の距離にラニアケア・ビーチがあります。
このビーチは、別名『ウミガメビーチ』として有名です。と言うのも、このビーチでは野生のウミガメがビーチ沿いでする日向ぼっこや、浜近くの海中でエサを食べる様子が観察できるからです。
このラニアケア・ビーチは、ワイキキからはちょっと距離があります。ですが、野生のウミガメが手軽に見れる便利さから人気のスポットとなっており、ノースショア観光とセットで、『ウミガメビーチツアー』のようのツアーも企画されています。
本当にウミガメ遭遇率100%?
ワイキキからのツアーも企画されるほどの人気となっているラニアケア・ビーチは、よく「ウミガメ遭遇率100%」のように紹介されている場所でもあります。
たしかに、このビーチはウミガメがいることが多く、「ウミガメ遭遇率100%」と言いたくなるのもわかります。事実、私がこれまで、このビーチに10回以上訪れたうち、毎回ウミガメに出会うことができていました。
ところが・・・。2013年3月に訪れた時に、ラニアケア・ビーチに全くウミガメがいないと言う状況を経験しました。
これまでも、このビーチで、「日向ぼっこをしているウミガメがいない」と言う状況はありました。でも、そのような時でも、ビーチ際の海中を見ればエサを探しているウミガメに出会うことができました。
しかし、2013年3月に訪れたときは、日向ぼっこをしているウミガメも海中でエサを探しているウミガメもいない、全くウミガメがいない状況となりました。
その時はラニアケア・ビーチも含めノースショアを初めて訪れる人を案内しながら訪れていたので、
「ここでは絶対野生のウミガメが見られるんだぜ、へへへ」
とちょっと得意げにラニアケア・ビーチを案内してみた結果・・・全くいないという非常に残念な思いをしました。
午前中に訪れたのが原因?
以上のように「ウミガメ遭遇率100%」と言われるラニアケア・ビーチでも、ウミガメがいないことがあります。やはり野生生物には絶対はないわけです。
私は、今回ウミガメがいなかった原因の一つの可能性として、「ラニアケア・ビーチに午前中に訪れたことがあるのではないか」と考えています。というのも、これまでにラニアケア・ビーチでウミガメに出会えたのは午後に訪れた時だったからです。
2013年3月は午前中のラニアケア・ビーチに初めて訪れた機会でした。実際にはウミガメの行動次第なので午前でも会える可能性はありますが、『ウミガメがいない時間帯』と言うのは確実にありそうです。
ウミガメに会えるのはラニアケア・ビーチだけじゃない
ちなみに、オアフ島でウミガメビーチというと、ラニアケア・ビーチが有名です。ですが、それ以外にもウミガメに会えるビーチがあることは知っておいた方が良いです。
ラニアケア・ビーチはウミガメビーチとして有名になり過ぎた面もあり、混雑する場合があるからです。
具体的には、ワイキキから見てラニアケア・ビーチのちょっと手前にあるパパイロア・ビーチ(Papa‘iloa Beach)でも、ウミガメが見られます。
ここは、ラニアケア・ビーチよりビーチにアクセスするのがちょっと手間ですが、このパパイロア・ビーチでもウミガメは見られます。
ラニアケア・ビーチはタイミング次第ではかなりの数の人でウミガメもゆっくり見られないことがあります。一方、パパイロア・ビーチは、あまり知られていないので、静かに見ることができます。
野生の生き物に絶対はない!
以上、「ウミガメ遭遇率100%!」と紹介されるラニアケア・ビーチで、ウミガメに出会えなかった体験談でした。
今回、出会えなかった原因として午前中に訪れたことが考えられますが、場合によっては午後でもいない可能性もあり得ます。
この経験から「野生の生き物に絶対はない」と言うことを改めて実感する機会となりました。なので「一度会えなくても次回でいいや」くらいの心構えで訪れるのがよいですね。