今回は、ハワイ旅行が初めての人へのお役立ち情報として、ハワイの地元向けニュースが旅行者にとっても役立つ理由をご紹介します。
良くないニュースでも早く知ることができる
その理由ですが、日本の大手メディアや観光客向けのメディアには、ハワイの良くない情報が載りにくいからです。また載ったとしても遅いんですね。
たとえば、2015年の8月後半に、大雨により溢れた下水の汚水がワイキキビーチに流れ込んだため、ワイキキビーチが閉鎖されると言うことがありました。
で、このニュースを、ハワイの現地の新聞であるStar Advertiserが報じたのは、ハワイ時間の8月24日(日本時間の25日の朝)でした。次のリンクの通りです。
Star Advertiser: Massive sewage spill shuts down most of Waikiki Beach
一方、日本の新聞社などの大手メディアが報じたのが、日本時間の8月26日の夜以降だったんですね。
「ワイキキビーチが閉鎖」と言うニュースは、初ハワイ旅行者にとっても、重要なニュースですよね。初ハワイの人は、ワイキキに滞在することが多いからです。そして閉鎖の事実を先に知ることができれば、旅程の変更プランを考える余裕が生まれます。
このように、ハワイの地元向けニュースを見ておくと、旅行者にとっても役立つニュースを早く知ることができます。なので、ハワイへの旅行者でも地元向けニュースを読んでおいて、損はないわけです。損はないというより、むしろ積極的に読んだ方が良いですね。
ウェブでも読めるハワイの地元向けメディア一覧
では、ここで。そのようなハワイの地元向けニュースを発信するメディアとして、どのようなものがあるかをご紹介すると、次の通りです。
このうち、1〜3は、ハワイの地元向け新聞を発行しているメディアです。4のHonolulu Magazineは、新聞ではなく雑誌を発行しているメディアです。
この一覧は、それぞれのホームページで読める、ニュースの更新頻度が高い順に並べています。つまり、Star Advertiserが一番、更新頻度も多く、その情報量も多いです。ただし、英語のメディアです。
ハワイ報知のホームページでは、「最新ニュース」の欄が1日一回更新されます。その欄ではニュースの本文までは読めませんが、その日の主要なニュースの見出しを確認できます。
本文が読めない点は残念ですが、主要なニュースをパッと確かめるのには、ハワイ報知のホームページはとても便利ですね。たとえば、この記事を書いている現在では、「アラモアナセンターのエヴァウィングがオープンした」のニュースのように観光客にとっても役立つ情報を知ることができます。
ちなみに、ハワイ報知のホームページのニュースのリンク先は、結局は、ハワイ報知のFacebookページです。なので、Facebookページの方をチェックしていた方が楽ではあります。
日刊サンのホームページでは、週刊ハワイニュースの欄で、週に1回更新でハワイのニュースが読めます。こちらでは、本文まで読めます。
最後に、Honolulu Magazineのホームページでも、ニュースが読めます。ただ、ニュースのカテゴリだけの記事を見ると、その情報の更新頻度が少ないです。その一方、ニュースのカテゴリに絞らなければ、ハワイに関する様々な記事を読むことができます。
英語が苦手な人はハワイ報知と日刊サンだけでも読む
以上ご紹介した4つのメディアのうち、ハワイ報知と日刊サンは日本語で読めます。なので、英語が苦手な人でも読みやすいメディアです。
で、ハワイ報知と日刊サンだけを読んでおくだけでも、ハワイ旅行に役立つニュースがあります。
たとえばですが、この記事を書いている現在では、日刊サンに、次のニュースがありました。
「マカプウ・ライトハウス・トレイル」リニューアル後ついに再開
このニュースは、観光スポットとしても人気のマカプウ岬に関するニュースです。これを読むと、マカプウ岬が、リニューアルのために閉鎖されていた事実とそれが再開された事実がわかりますよね。
ほか、『ロングス・ドラッグス ワイキキ第1号店 オープン』や『ホノルル・チャイナタウンに夫婦経営の新レストランオープン』のように、新しいお店の開店情報も旅行者にとって役立つはずです。
加えて、『検査官「ブルーウォーター」レストランを営業停止に』のように、飲食店に対するネガティブなニュースも、読むことができます。
危険な犯罪が起こる場所という認識を持てる
また、英語な苦手な人でも、Star Advertiserのニュースを読むことで、「ハワイは強盗や殺人など、危険な犯罪が起こる場所」と言う認識を持っておいた方がよいですね。このようなニュースは、イメージを大切にする観光客向けのメディアでは、紹介されることがありません。
ですが、実際には、ハワイでも様々な凶悪な事件が起きているわけです。そのような凶悪事件を取り締まるために、ハワイ州知事直属の特別警察であるHawaii Five-0が結成されたわけですね。
と言うのは冗談で、Hawaii Five-0はドラマで描かれている架空の組織です。ただ、Hawaii Five-0で描かれる銃撃戦や爆発事故のような派手な事件はないにせよ、実際には、ハワイは様々な犯罪が起こる場所なんですね。犯罪の発生率も、日本と比較するとハワイは、圧倒的に高い場所です。
ハワイの観光客向けのメディアは、イメージを守るため、このような情報を積極的に発信しにくい事情があります。なので、地元向けメディアを見て、そのような事件があることも知っておいたほうがよいですね。