今回は、ハワイ旅行が初めての人に伝えたい注意点です。
ハワイ旅行の荷造りにあたり、航空会社に無料で預けられる受託荷物(つまりカウンターで預ける荷物)の範囲を意識していますか?受託荷物は、荷物の個数、重さ、サイズにおいて、その航空会社の決めた無料の範囲があり、それを超えると追加料金が発生します。
ハワイ旅行でオアフ島を訪れる場合は、買い物をしすぎて、この無料範囲を超えてしまうことが多いです。なので、利用する航空会社に無料で預けられる範囲を確認し、その範囲に収まるように荷造りをすることが重要です。
航空会社ごとに無料範囲と超過料金が異なる
この受託荷物の無料の範囲は、航空会社によって異なります。
そこで、日本とハワイの間を運行する航空会社において、この記事を書いている2014年12月現在(2015年10月4日追記: 一部、公開後に更新)での受託荷物の無料の範囲と超過料金を次の表にまとめてみました。
航空会社 | 無料受託荷物(個) | 1個の重さ(kg) | 個数超過 | 重量超過(kg) |
---|---|---|---|---|
JAL | E: 2 B: 3 |
E: 23 B: 32 |
20,000円 | 23~32: 10,000円 32~45: 60,000円 |
ANA | E: 1 → 2 B: 2 |
E: 23 B: 32 |
20,000円 | 23~32: 6,000円 32~45: 20,000円 |
ユナイテッド | E: 1 → 2 B: 2 |
E: 23 B: 32 |
E: 9,000円 ※日付で変わる |
23~32: 15,000円 32~45: 30,000円 |
デルタ | E: 1 → 2 B: 2 |
E: 23 B: 32 |
E: 40ドル(2個目) 3個目: 200ドル |
23~32: 75ドル 32~45: 200ドル |
ハワイアン | E: 2 B: 2 |
E: 23 B: 32 |
行き: 15,000円 帰り: 150ドル |
23~32: 50ドル 32~45: 400ドル |
大韓航空 | E: 2 B: 2 |
E: 23 B: 32 |
200ドル | 23~32: 100ドル 32~45: 200ドル |
チャイナエアライン | E: 2 B: 2 |
E: 23 B: 32 |
行き: 16,200円 帰り: 1個目128ドル 2個目192ドル |
23~32: 32ドル 32~45: 個数超過の倍 |
※2014年12月現在、各航空会社の公式サイトの情報をもとに作成 (2015年10月4日更新)
※「E:」はエコノミークラス、「B:」はビジネスクラスを表す
※【2015年5月更新】JALとANAの新料金を反映しました
この表の中で、まず注目したいのは、無料受託荷物の列です。「E:」から始まっているところがエコノミークラスで無料で荷物を預けられる個数です。見ると航空会社によって2個まで無料の場合と、1個だけ無料の場合があることがわかりますね。
ちなみにエコノミークラスでも2個まで無料なのは、JAL、ハワイアン、大韓航空、チャイナエアライン(2015年10月4日追記: 2015年10月現在、ANA、ユナイテッド、デルタも2個まで無料となりました)となっています。詳細は後述しますが、ハワイ旅行にあたりこの2個目まで受託荷物が無料と言うサービスは重要になってきます。
次に注目したいのは、重量超過の列です。超過料金こそ違うものの、重量オーバーした場合は、全ての航空会社できっちりと追加料金が発生することがわかりますね。なので、旅行にあたって「あれも、これも・・・」と荷物を詰め込み過ぎてしまうと、この重量制限に引っかかってしまう可能性がでてきます。
2個目の受託荷物が無料だと嬉しい理由
ハワイは、2個目の受託荷物が無料だと嬉しい旅行先となります。というのも、ハワイは、帰りに受託荷物の無料の1個の範囲を超えやすい旅行先だからです。
ハワイ旅行で、オアフ島に滞在する場合、よほど買い物に興味がない人を除き、自分が欲しいものやお土産を買い込むことになります。結果、受託手荷物の重量が、帰りには無料の範囲を超えてしまうことが良くあります。
実際、ホノルルの空港から帰国するときの空港では、荷物が重量オーバーしてしまいカバンをひっくり返して詰め直しをするはめになっている人をよく見かけます。せっかくホテルで綺麗に詰めこんだスーツケースの中身を、ホノルル空港のカウンター前の路上で、荷物を軽くするためにあれやこれやと引っ掻き回すことなるわけですね。
2個目の受託荷物も無料の場合は、このような時に、助かります。
1個の重量オーバーは有料だが、2個の範囲内は無料で済む
なぜかというと、1個の荷物が重量オーバーした場合でも、荷物を2個にわけることによって、無料で荷物を預けられるからです。。
つまり、荷物1個の重量オーバーは確実に追加料金が発生しますが、荷物を2つに分けてそれぞれを重量を無料の範囲内に収めることで追加料金を発生しないようにできます。
日本で宅配便を利用する感覚的には、荷物を2個よりも、重い荷物1個の方が費用がかからないように思ってしまいますよね。ですが、受託荷物が2個目も無料の航空会社の場合は、2個に分けて預けた方がお得になるわけです。
そのため、たくさん買い物をするつもりのハワイ慣れした人の中には、帰りにお土産を入れるためのバッグを日本から持参したり、もしくはハワイ現地で購入したりする人もいます。つまり1個の荷物が重量オーバーする前提で、2つに分けるためのバッグを用意しているわけですね。
ちなみに、海外旅行の荷物入れとしては、丈夫なスーツケースが使われることが多いですよね。ですが、実際にはボストンバックのようなヘニャヘニャの旅行鞄でも空港で預けられます。
なので、行きにヘニャヘニャの鞄をたたんでスーツケースの中に忍ばせておき、帰りはそのヘニャヘニャの鞄に衣類を詰めスーツケースにお土産を入れるという方法も取れます。
ハワイ旅行の荷造りでは受託荷物の無料範囲に気をつける
以上、ハワイ旅行の荷造りの際に気をつけることとして、利用する航空会社の受託荷物の無料範囲についてご紹介しました。
特にハワイ旅行では、帰りの荷物が重量オーバーになりがちなので要注意です。実際私も荷物が重量オーバーしてしまい、荷物を詰めなおすことになり大変だったことがありました。
なので、ハワイでお土産をたくさん買い込む予定の場合、かつ、利用する航空会社の受託荷物が2個まで無料だった場合は、ご紹介したように帰りは荷物を分ける作戦をとるのがオススメですよ。