今回は、ハワイ旅行に日本から食品を持ち込むのが初めての人に伝えたい情報です。
私は直近では、2019年1月にした4歳児、0歳児(10ヶ月)を連れてのハワイ旅行に、日本から食品を持ち込みました。
持ち込んだ食品は、具体的には、赤ちゃん用のミルク、赤ちゃんせんべい、米などです。初めて持ち込む人のご参考に、その時の体験談をご紹介します。
アメリカの税関申告書の食品持ち込みの欄を「はい」で記入
まず、ハワイ旅行では、日本からハワイ行きの機内において、1家族に1枚の単位で、アメリカの税関申告書が配られます。その書類については、JALの次のページに、書き方も踏まえて画像付きで紹介されています。
JAL: 各国出入国書類の書き方 – アメリカ(ハワイ含む)
ハワイ旅行で、日本から食品を持ち込むときは、この書類にある次の質問に対して、「はい」と記入し提出する必要があり、その通りにしました。
私(私たち)は以下のものを持ち込んでいる
(a) 果物、野菜、植物、種、食品、昆虫
詳細は、後述しますが、ここで虚偽の申告(実際には食品を持ち込むのに、書類上は「いいえ」とする)をし、その後、税関のチェックでそれが発覚すると、本当に面倒なことになるそうです。
入国審査で「どんな食べ物を持ち込むのか?」と質問される
今回のハワイ旅行で、アメリカの税関申告書を最初にチェックされたのは、入国審査の時でした。
現在ホノルル空港では、条件を満たす人は、APCキオスクを使った機械式での入国審査を受けられる場合があります。ですが、今回は、空港スタッフの案内で、有人の窓口で入国審査をすることになりました。
その入国審査で、税関申告書を提出することになったのですが、その書類を見た入国審査官に、「どんな食べ物を持ち込むのか?」と質問されることになりました。その質問には、正直に、赤ちゃん用ミルク、せんべい、米と答えることで、「OK」となりました。
ただし、入国審査官が、税関申告書に太い赤ペンで何らかのメモをしました。それが、食品の持ち込みと関係あるかは不明でしたが、それによって「税関で面倒な質問をされないといいな」という心理になりました。
税関は「Hello」だけでおしまい
結果としては、その心配は、杞憂に終わりました。
今回は、ホノルル空港の個人出口(ツアーの場合は団体出口を使う)から出たのですが、その前に税関のスタッフがおり、税関申告書を渡すことになります。ご紹介してきた通り、その税関申告書は、食べ物持ち込み欄が「はい」になっており、入国審査で何らかの赤ペンでのメモが書いてある状態です。
その税関申告書を、出口前にいる空港のスタッフに、「Hello」と声を掛けながら、渡したところ、荷物をチェックされることもなく、それでおしまいとなりました。
以上ご紹介した通り、税関申告書の食品持ち込みを「はい」にしても、特別に、その手間は増えません。なので、食品を持ち込みたい人は、正直に申告することをお勧めします。
虚偽の申告をして面倒なことになった人の話
というのも、この日本からアメリカへの食品持ち込みで、税関に虚偽の申告をして、それが発覚すると、「本当に面倒になる」という話を、「実際にそうなった親戚がいる」という方から聞いたからです。
その方は、ハワイ在住の日本人です。そして、日本からハワイに遊びに来た親戚が、まさに、食品持ち込みの虚偽の申告で、税関のチェックで引っかかってしまったそうです。それも、ハワイには、持ち込んではならない牛肉エキスの入ったカップラーメンを持ち込もうとしたのが発覚し、没収されることになったとのことでした。
そして、カップラーメンが没収されるだけならまだ良いのですが、面倒なのは、それ以降のハワイ旅行となったそうです。というのも、その虚偽の申告が発覚した親戚は、それ以降のハワイ旅行において、毎回税関で荷物を入念にチェックされることになっているそうだからです。
つまり、虚偽の申告をしそれが発覚するとその場だけで済まず、ハワイ側でそれが記録され「要注意人物だ」と、その後マークされるようになるわけですね。というわけで、食品を持ち込みたい人は、正直に申告するのがお勧めです。