今回は、ハワイ旅行でオアフ島のワイキキに滞在する人のうち、日本の食材を扱うスーパー、ミツワ・マーケットプレイスを初めて訪れる人に伝えたい情報です。
私は、2018年1月のハワイ出張でワイキキに滞在した時、この店を何度か訪れ、スーパーで食品を買ったり、山頭火でラーメンを食べたり、MODOのドーナツを食べたりしました。その際、これらのお店での会計時に、「あなたは、カマアイナか?」ということを確認されました。
この店が初めて、かつ、カマアイナの意味がわからない人は、この質問に「えっ?」と戸惑うはずです。そこで、それがどういう意図の質問なのかをご紹介します。
カマアイナの意味
Wikipediaの英語版でカマアイナ(Kama’aina)について調べてみると、これはハワイ語の言葉で、その意味については次のように記載されています。
Kamaaina (Hawaiian: kamaʻāina, literally “child of the land”) is a word describing Hawaii residents regardless of their racial background, as opposed to “kanaka” which means a person of Native Hawaiian ancestry.
ネイティブハワイアンの祖先を意味する「カナカ」とは対照的に、人種に関係なくハワイの住人を意味するのが、「カマアイナ」ということですね。
というわけで、ミツワ・マーケットプレイスでの会計時に、「あなたは、カマアイナか?」と質問されるのは、つまり、「あなたは、(旅行者ではなく)ハワイの住人ですか?」ということを確認されています。
カマアイナ向けの特典がある場合がある
では、なぜ会計時にカマアイナか、つまり、ハワイの住人かどうかを確認されるのかというと、お店によって、カマアイナ向けに何らかの特典を提供している場合があるからです。
例えば、ミツワ・マーケットプレイス内には、日本のラーメンチェーン、山頭火のハワイ・ホノルル・ワイキキ店があります。私がこの店で、カマアイナかを確認された際に、カマアイナだとどんな特典があるのかを確認したところ、「カマアイナだと5%OFFの割引がある」とのことでした。
つまり、お店の人は、この特典の対象者かを判断したいので、「あなたは、カマアイナか?」とを確認していたわけです。
ちなみに、ミツワ・マーケットプレイスのスーパーのレジや米粉のドーナツを販売するMODOでもカマアイナかを確認されたことを述べましたが、この2つの店において、どのようなカマアイナ特典があるかは、確認しませんでした。おそらく、同様の割引などの特典があるのだと思われます。
「NO」と答えるだけでよい
私が、2018年1月にミツワ・マーケットプレイスで何度か買い物をした際には、その会計時にカマアイナかどうかを確認されることもあれば、されないこともありました。その理由はよくわかりませんが、その服装から「明らかに旅行者だ」と判断されたのかもしれませんし、レジの担当者の方針で変わるのかもしれません。
いずれにせよ、「あなたは、カマアイナか?」という質問をされた場合は、旅行者の場合は、「NO」と答えるだけで大丈夫です。
ちなみに、「YES」と答えた場合について。私が以前、カマアイナ割引のある別のワイキキの飲食店で、一緒に食事をしていたハワイ在住者の方がその割引を使う様子を見る限りは、口頭で「YES」と答えるだけで、割引が適用されていました。
一方で、「なら、ハワイ州で発行されたIDを見せて」のような展開にならないとも限りませんので、やはり正直に「NO」と答えるのがオススメです。