今回は、初ハワイ旅行の宿泊先を探している人に伝えたい情報です。具体的には、ワイキキのグレードの低いホテルを選ぶ前に知っておきたいことをご紹介します。
低グレードのホテルは安いなりの理由がある
まず、この記事でイメージしている低グレードホテルについてです。具体的なホテル名を挙げても良いのですが、敢えてそうしません。そのホテルにとってネガティブな情報になるからです。
ご参考として、「ハワイ旅行の格安パッケージツアーで滞在先となるホテル」が、この記事でイメージしている低グレードホテルです。
低グレードホテルは、宿泊費用の安さが魅力と言えます。その反面、安いなりの理由があります。それをどこまで自分なりに納得できるかが、ワイキキの低グレードホテルを選ぶときのポイントとなります。
浴室にバスタブがない
ワイキキの低グレードホテルには、ホテルによっては浴室にバスタブがない場合があります。
なので、どうしても湯船にお湯を入れてお風呂に入りたい場合は、事前に部屋の設備としてバスタブがあるかを確認しておくべきです。
バスタブがない場合は、通常はその代わりにシャワールームがあります。そのシャワールームは、立って浴びるだけのかなり狭い空間となっています。なので、広告で見るようなリゾート的な雰囲気はまるでなく、日本のビジネスホテルに滞在するのに近い体験になります。
また。ホテルによっては、バスタブがあってもそのバスタブの真横に便器があることもあります。そのようなホテルでは、バスタブにお湯を張って入る気分になりにくいです。その結果、結局シャワーしか使わなかったりします。
ハワイ旅行中のお風呂にこだわりたい人は、低グレードホテルの浴室にはこのような不便さがあることを、事前に知っておいたほうが良いですね。
ちなみに。中にはハワイ旅行中は、「シャワーだけで十分」という人もいます。と言うのも、ハワイの気候が温暖なためです。日本の夏に、熱い風呂に入るのが面倒になるのと同じように、ハワイで湯船に入るのが面倒というわけですね。
ラナイがない
次に。ハワイのホテルに滞在するときに、知っておいたほうが良いのがラナイで過ごす快適な体験です。ラナイと言うのは、要するに部屋に窓に付いたベランダのことで、ハワイのホテルではこのラナイが広めにとってあることが多いです。
このラナイには、椅子またはビーチチェア、簡単なテーブルなどが置かれているのが通常です。そのため、このラナイでは、ハワイの気持ちの良い気候を感じながら、その景観を楽しんだり、食事をしたりして快適に過ごせます。
なので、ワイキキの宿泊先を選ぶにあたり、景観の良いラナイのある部屋に泊まるかどうかは、重要なポイントになります。それによって旅行中、ホテルの部屋での快適さが大きく変わるからです。
ところが。ワイキキの低グレードホテルでは、そのラナイがない場合があります。または、ラナイはあっても、その窓からの景観がイマイチでそこで過ごしたいと思えない場合もあります。すると、せっかくハワイのホテルに泊まって、ラナイで寛ぐ体験ができずもったいないわけです。
ワイキキのホテルは、その窓からの景観によって、部屋の料金が変わります。で、ラナイの存在を知らないと「景色の違いだけで料金が変わるの?」と、その料金の違いに価値を見出しにくいです。
その結果、「部屋であまり過ごさないし」のように考えて、安い部屋を選びたくなります。ですが、一度ラナイで寛ぐ体験の素晴らしさを知ると、その料金の違いにも、「なるほどその価値はある」と納得できるようになります。
つまり、それほどラナイで過ごす時間が快適なのですが、低グレードホテルでは、そのラナイがなかったり、あってもその景観が残念なことがあります。その事実を、事前に知っておいたほうが良いです。
中国からの団体ツアー客が利用する
私が、初めてワイキキの低グレードホテルに滞在した時に印象的だったのが、中国人宿泊客の多さです。あるワイキキのホテルでは、ロビーに中国からの団体ツアー客が溢れかえっていたこともありました。
私は、それ以前に中国本土を訪れた経験があったので、そのような中国人団体客のマナーや習慣の違いは、それほど気になりませんでした。ですが、それを初めて見たであろう、別の日本人旅行者は、かなり圧倒されていました。
なので、低グレードホテルを選ぶ場合、そのような中国人団体ツアー客と一緒になる可能性を事前に知っておいた方が良いです。
ちなみに中国からのハワイへの観光客数の伸び率は、もの凄い勢いで伸びています。そのため、今後ハワイの低グレードホテルで、そのような団体ツアー客と遭遇する可能性は、より高まっていると考えられます。
ワイキキビーチまで距離がある
次に。ワイキキの低グレードホテルは、ワイキキビーチまでの距離があるのが通常です。ホテルによっては、ビーチまで、徒歩15分〜20分かかる立地のホテルもあります。
そのため、低グレードホテルに宿泊した場合、ワイキキビーチに面した高級ホテルと比較して、「ビーチに行こう」と思う機会が本当に減ります。
というのも、ビーチ沿いの高級ホテルでは、ホテルの施設の延長でビーチに直接出られるため、本当に気兼ねなくビーチに遊びに行けるからです。一方、低グレードのホテルは、ビーチまでそこそこ歩くことになるので、「よしっ、ビーチに行くか!」という感じになります。
結果として、ビーチに行きたくなる頻度が本当に減ります。なので、ビーチで遊ぶことを重視していた場合は、ビーチ沿いのホテルに宿泊した方が良いのは間違いないです。
部屋の設備やサービスの充実具合の違い
最後に。ワイキキの低グレードホテルでは、部屋の設備やサービスが充実していないことがあります。
例えば、設備の面で言うと部屋の壁の厚さです。私が滞在したワイキキのあるホテルでは、隣の部屋の会話やテレビの音が聞き取れるレベルで聞こえてくる部屋がありました。
また、サービスの面で言うと。例えば、裸足で歩くと足の裏が真っ黒に汚れるカーペットの部屋や、窓ガラスが汚れで曇って外の景観がまともに見られない部屋もありました。
以上ご紹介してきたようにワイキキの低グレードホテルは、その宿泊料金が安いなりの理由があります。その理由を、料金の安さを踏まえてどこまで納得できるかが、低グレードホテルを選ぶときのポイントとなりますね。