今回は、「これからサーフィンをしてみたい!」と初めてのサーフィンを考えている人に向けて、オアフ島のワイキキビーチが湘南よりもサーフィンデビューに向いている理由をご紹介します。
私は、ワイキキと湘南のどちらの海でもサーフィンをした経験があるのですが、その実体験から「ワイキキは、サーフィンデビューに向いている場所なんだな」と感じています。
サーフボードが借りやすい
もちろん湘南は湘南で、サーフィンデビューの場として素晴らしい場所です。特に湘南は、日本語でレッスンを教えてくれるナイスなプロサーファーが多く、その意味ではワイキキよりも充実した環境と言えます。
一方で、湘南はワイキキほどは気軽にサーフィンをできる環境ではありません。たとえば、ワイキキでは「あっサーフィンしたい」と思った瞬間に、レンタル業者のテントに行けば、予約なしでサーフボードを借りすぐにサーフィンを始められます。そしてそのレンタル費用も、$10から借りられそれほど高くありません。
湘南の場合は、そもそも湘南に移動する必要があります。もちろんワイキキも、日本からと言う意味では移動する必要がありますが、ワイキキのホテルに宿泊する場合は徒歩でサーフィンができる環境へアクセスできます。
なので、ハワイ旅行のついでに本当に簡単にサーフィンを体験できます。
早朝の空いている時間に練習をしやすい
そして、このように簡単にビーチへアクセスできるため、朝6:00くらいの早朝の空いている時間に練習しやすいのもワイキキビーチの良さです。
湘南の場合は、夏場のシーズンは本当に人が多く、サーフスクールのレッスンを受けない限りは練習がしにくい環境です。
一方で、ワイキキの場合。早朝にサーフボードのレンタルできるのは基本として。すでに述べた通り、徒歩でビーチに簡単にアクセスできるため、空いている早朝に練習を行うのも簡単です。
もちろん湘南のサーフショップも、夏場は朝6時から営業しているお店もあります。ですが、その時間に湘南を訪れようとすると、近くに住んでない限りはかなり早起きを頑張る必要があるわけです。
ただし、ワイキキで空いている早朝に練習する際の注意点として。サーフィンが初めての人は、早朝以外の時間に一度サーフスクールでレッスンをし基本を学んでください。そうしないと最悪の場合、命の危険もあります。
理想を言うと、ワイキキで早朝にレッスンを受けられると良いのですが、そのようなレッスンは、私が知る限りはなさそうです。ただ、早朝はなくても朝8時から受けられるレッスンをする業者はあります。なので、初サーフィンの人は、そのような業者で空いている朝一の時間帯でレッスンを受けるのがオススメですね。
カヌーズはロングボード向きの波
次に。ワイキキのサーフスポットの1つであるカヌーズが、ロングボード向きの波であることも、湘南よりもワイキキがサーフィンデビューにオススメな理由です。
サーフィンにおいて、板の長さが長ければ長いほど安定しやすいため、ロングボードの方が板の上に立てるようになるまでが簡単です。ロングボードの場合、早い人では始めたその日に立てる人もいます。
そして。カヌーズは、遠浅の海となっているため波が緩やかに(メローな波とも表現します)ブレイクします。なので、ロングボード向きの波なんですね。そのため、ローカルの上手いサーファーでも、カヌーズではロングボードでサーフィンを楽しんでいます。
サーフィンが初めて人の中には、「ロングボード→初心者→格好悪い」、「ショートボード→上級者→格好良い」のようなイメージを持っている人がいるかもしれません。ですが、実はそうではないんですね。それぞれのサーフスポットの波に適した板で楽しむ、と言うのがサーフィンの楽しみ方なわけです。
ワイキキはすでに述べた通り、初心者でも立ちやすいロングボード向きの波なので、変に見栄を張らずにロングボードで練習をすることができるわけです。
離岸流を意識することが少ない
最後に。同じくワイキキのカヌーズでは、離岸流(リップカレント)を意識することが少くて済む点が、湘南よりも初サーフィンの人にオススメの理由です。
逆に言うと、サーフィンをする場合、本来は海から沖に向かう離岸流を意識していないと危険なんですね。具体的にどのような危険があるかというと、油断すると離岸流に流されて沖の方に持って行かれる危険があるわけです。
私の実体験として鵠沼海岸でサーフィンをした際に、離岸流に乗ってしまいとんでもなく怖い思いをした経験があります。この時は、湘南在住のプロサーファーから事前に「離岸流があり、捕まったら海岸と平行に進むように漕いで逃げて」とアドバイスを貰っていたのですが、実際に捕まるとパニックになってそれどころではありませんでした。
とにかく怖くなって、海岸を目指して進みたくなるんですね。そして漕いでも漕いでも前に進むことができず、「このまま漂流する!?」と言う恐怖を味わうことになりました。この時は、背後からたまたま大きな波が来て、その波で潮流から外れたので事なきを得たのですが、本当に恐ろしい経験となりました。
一方、ワイキキのカヌーズではこのような経験をしたことがありません。もちろん自然のことなので、時期やその日のコンディションで変わる話です。ですが少なくとも私は、カヌーズで離岸流に捕まる経験をしたことが一度もありません。
とは言うものの、離岸流は海岸のどこかで必ず発生しているので、ワイキキでも気をつけるのに越した事はありませんね。特に初サーフィンの人は本当に気をつけてくださいね。
ワイキキはサーフィンデビューに向いている
以上、ワイキキビーチが湘南よりもサーフィンデビューに向いている理由をご紹介しました。
ご紹介した理由から、ワイキキは本当にサーフィンデビューに向いている環境と言えます。なので。もしこれからサーフィンを始めたい人は、思い切ってハワイでデビューするのもオススメです。
また。「湘南でサーフィンを始めたけど、立てなくて全然ダメだった」と言う人も、ワイキキであれば立てるようになるかもしれません。なので、ハワイ旅行のついでに、再度サーフィンに挑戦してみて欲しいですね。