赤ちゃんとのハワイ旅行にあたり、宿泊先選びに悩んでいませんか?特に初めて赤ちゃんとハワイを訪れる場合は、大人だけの好みで宿泊先を選びにくいので悩みますよね。
今回は、そのように人のために、10ヶ月の赤ちゃん連れでハワイを訪れた実体験を元に、その宿泊先の選び方をご紹介します。
子供向きと赤ちゃん向きの宿泊施設は違う
はじめに、ハワイ旅行での赤ちゃん向きの宿泊先を選ぶ際、「子供向きと赤ちゃん向きの宿泊施設は違う」と言う点を押さえたほうが良いです。
たとえば、ホテルによっては、その子供向けプール設備が充実していることが、「子供向き」の根拠として紹介される場合があります。事実、プールで遊べる大きさの子供であれば、子供向けプール設備が充実していることは大変魅力的です。手軽に利用できる環境に子供が楽しめるものがあり便利だからです。
一方で赤ちゃんの場合は、子供向けのプール設備であってもまだ利用できません。なので、子供向けプールの充実具合は関係がないわけですね。と言うわけで、赤ちゃん向きの宿泊施設を探すにあたり、「子供向き」と言う条件はあまり参考になりません。
オススメなのはコンドミニアムの部屋
では、赤ちゃんとのハワイ旅行での宿泊先としてオススメなのは、どのような宿泊先かというと、ホテルではなく、コンドミニアムです。
コンドミニアムとは、日本で言うマンションのようなものです。ホテルとは違い生活できる環境が整った部屋を利用できます。具体的には、コンドミニアムでは、寝室とリビングが分かれており、またキッチンもあります。中には部屋の中に洗濯機がある場合もあります。
このようにコンドミニアムの部屋には、ホテルよりも生活に適した環境があり、赤ちゃん連れで滞在するのに何かと便利です。
たとえば、キッチンがあるので、手作りの離乳食を食べさせたい場合も、コンドミニアムでは簡単に実現できます。包丁やまな板、鍋などの調理器具や食器も部屋に備え付けであるのが普通です。なので、材料だけ手に入れば、手作りの離乳食を調理して赤ちゃんに食べさせることが可能です。
また洗濯のしやすさも赤ちゃん連れにはありがたいですよね。赤ちゃんは、よだれかけやロンパースなど、とにかく衣類を汚してしまいがちだからです。
結果、旅行中であってもマメに洗濯をしたくなります。なので室内に洗濯機がある場合は、本当に助かりますね。また室内にない場合でも、コンドミニアムでは、その建物内に、コインランドリーがあるが普通です。
さらに。コンドミニアムの場合、ホテルよりも洗濯物を干しやすい環境であることが多いのです。その点も助かります。
日本人オーナーのコンドミニアムの部屋が一番オススメ
さて、赤ちゃん連れのハワイ旅行には、コンドミニアムの中でも、特に日本人オーナーが所有している部屋が一番オススメです。なぜオススメなのかを説明するために、この「オーナーが所有している」と言う意味についてまず説明します。
コンドミニアムは、通常その物件を所有しているオーナーが1部屋ごとにいます。で、その部屋のオーナーが自分で使っていない期間を旅行者に貸し出しているわけです。
通常は、オーナーはこの部屋の貸出を管理会社に任せており、旅行者はこの管理会社を通じてその部屋を利用します。ほか、管理会社が、ホテルのようにフロントを用意し、チェックインして利用できるコンドミニアムもあります。
のですが、一般的に、コンドミニアムの1部屋には、通常それぞれオーナーがおり、つまり、そのオーナーごとに部屋の内装や設備が変わります。
なぜ日本人オーナーの部屋がオススメなのかと言うと、日本人オーナーの部屋は、土足で部屋を利用している可能性が少ないからです。
日本人オーナーの部屋は、土足で使っている可能性が少なくカーペットが清潔である場合が多いのです。そのため、赤ちゃんが部屋の床でもハイハイできる環境となり、安心です。これができないと、赤ちゃんが居られる範囲が、ベビーベッドや大人のベッド、ソファーの上など限られ、かなり困ることになります。
逆に日本人オーナーではない部屋を借りた場合、土足で部屋を使っている可能性があり、赤ちゃんがハイハイするには、衛生的ではない環境となります。実際、そういう部屋を裸足で歩くとカーペットの汚れが足の裏について黒くなります。
キチネット付きのホテルの部屋
以上の通り、赤ちゃんとのハワイ旅行の宿泊先としては、日本人オーナーが所有するコンドミニアムの部屋が一番オススメなのです。そして、次に、オススメなのがキチネット付きのホテルの部屋です。
キチネットと言うのは、ホテルの部屋に付属するちょっとしたキッチン設備のことです。ただ「ちょっとした」と言ってもIHヒーターや電気コンロなど熱調理器や水回りのシンク、また調理スペースもある場合が多いので、本格的に料理を作ることができます。このように料理ができる環境があると、コンドミニアムと同様に手作りの離乳食を食べさせたいときにとても助かりますね。ご参考として、この記事のトップの写真がホテルのキチネットの一例です。
一方、このようなキチネット付きの部屋のデメリットとして。まず宿泊費用が高くなることがあります。大抵の場合、このようなキチネット付きの部屋は、ホテルでも通常の部屋ではなく、スイートのタイプの部屋であることが多いからです。そのため、部屋の広さや設備面では申し分ないのですが、その分宿泊費用が高くなることがデメリットと言えます。
また、コンドミニアムの場合は、日本人オーナーで土足で使っていない部屋と言う選択肢があり得ましたが、ホテルの場合は期待できません。なので、ハイハイができる赤ちゃんが行動できる範囲は、かなり限定されたものとなります。日本で赤ちゃんがどのようにしているかにもよりますが、普段広々とした環境でハイハイしている場合は、赤ちゃんを狭いベビーベットに閉じ込めるのは気の毒ですね。
ちなみに、キチネット付きの部屋を探すときの注意点として。ホテルのスイートの部屋でも、そのキッチンの設備が「ミニキッチン」となっている場合は気をつけたほうがよいです。なぜななら、この場合、IHヒーターなどの熱調理機がない場合があるからです。なので料理を手作りしたい場合は、その点をちゃんと確認したほうがよいです。
立地はワイキキ中心部がやはり便利
以上、部屋の設備に注目して、赤ちゃん向きの宿泊施設を見てきましたが、最後に赤ちゃんとのハワイ旅行に便利な宿泊施設の立地についてご紹介します。
まずハワイ旅行と言っても、オアフ島、ハワイ島、マウイ島など複数の島が選択肢としてあります。その中で、赤ちゃんとのハワイ旅行にオススメなのはオアフ島のワイキキです。
その理由は、オアフ島のワイキキには、日本語が通じる病院があるからです。その中には救急対応もしてくれる病院があります。なので、赤ちゃんに何かあった時にも日本語で受診でき安心です。
では。次にワイキキの中での立地の便利さを考えますと、これはレンタカーの有無、またベビーカーの有無で変わって来ます。ですが、いずれにせよ便利なのは、やはりワイキキの中心部に近い宿泊施設です。ワイキキ中心部と言うのは、主にロイヤルハワイアンセンター周辺ですね。
その理由は、買い物をするのにも便利で、ビーチに行くのも便利で、飲食店も多く、ほかトロリーも利用しやすいからです。赤ちゃん連れの場合、ちょっとした移動でもやはり体力的にも精神的にも大人も疲れやすくなりますよね。なので、徒歩圏に便利な店が多いワイキキ中心部は本当に便利です。
また、ロイヤルハワイアンセンターには、フードコートがあります。このように、赤ちゃん連れの外食でも利用しやすい環境が近いこともオススメする理由です。
逆に、ワイキキ中心部を外れて、ワイキキの北西や南東にある宿泊施設を利用する場合。ホテルの施設で足りない何かがあると、その都度、それなりの距離を移動することになります。赤ちゃん連れの場合は、この移動が少々手間に感じることになります。
普段の生活と同じような滞在ができるかがポイント
以上、赤ちゃんとのハワイ旅行での宿泊先の選び方をご紹介しました。
赤ちゃんとのハワイ旅行では、どれくらい普段の生活と同じような滞在ができるかがポイントです。と言うのも、赤ちゃん連れでハワイを訪れた場合、どうしても途中お昼寝や休憩を挟むことになるため、長時間の外出ができないからです。
結果、赤ちゃんとのハワイ旅行は、宿泊場所を中心に、普段の生活の場をハワイに移したような滞在の仕方となります。このような滞在に適した宿泊先としては、やはり部屋に生活できる設備の整ったコンドミニアムが最適です。