今回は、ハワイ旅行の宿泊先の予約方法として、Airbnbを初めて利用する人に伝えたい情報です。
お伝えしたいのは、その宿泊施設に泊まった人がAirbnbのレビューを書く際には、「こんな気持ちで書いている」ということです。それが、レビューを読むときの参考になると考えてのご紹介です。
Airbnbは悪口が書きにくい
Airbnbのレビューを読むときには、「Airbnbのレビューには、悪口が書かれにくい」ということを知っておくと良いです。
なぜかというと、Airbnbは、実名で登録することになるからです。その上、宿泊先を提供したホストとは、現地で顔を合わせることになります。さらに、自分が書いたレビューは、ホスト側に誰が書いたものとして、ちゃんとわかるようになっています。
つまり、Airbnbで悪口を書くと、面と向かってホスト当人に、悪口を言っているような気持ちになるんですね。なので、よほどのことがない限り、悪い評価がしにくいです。加えて、Airbnbでは、ホスト側からも、その宿泊者を「こんなゲストだった」のように評価することができます。そのため、余計に変なことが書きにくい仕組みになっています。
もちろんこれは、そのレビューを書く人の性格次第ではありますが、匿名で評価できるサービスと比べると、Airbnbでは悪口が書きにくいのは間違いないです。
例えば、TripAdvisorのようにニックネームで利用できるクチコミ投稿であれば、事情が変わります。この場合、悪評を書くとしても、宿泊先側への配慮が少なく済みます。宿泊施設側に自分が特定される可能性が少ないからです。
一方Airbnbでは実名で書くことになるので、それがしにくいわけですね。
良いことばかりが書いていても真に受けない
というわけで、Airbnbにおけるユーザーレビューについて、良いことばかりが書いていても、100%真に受けないのが良いです。
決して、その良い評価が嘘とは言わないのですが、悪く感じたことを書きたくても、書けずにいる可能性があります。例えば、悪評を書きたくても書けず、結果、他に褒めることがなくて、「立地が最高で、買い物にとても便利だった。ホストも親切だった。」のように、差し障りのないことを書いている可能性があります。
そのため、良いレビューばかりが並んでいる部屋だったとしても、「単に悪口が書きにくくて、それが表に出ていないだけでは?」と、心のどこかで考えておいた方が良いです。全てレビュー通りと期待しない方が良いということですね。
逆に言うと、その宿泊先に対し、ネガティブなことが書いてあるレビューは、そのユーザーにとって「相当なことがあった」と考えることができます。実名で面識もあるホスト側にそれが伝わるとわかった上で、それを書いているからです。
もちろんその悪評も100%真実とは限りません。それに対するホスト側のコメントでの反論も考慮する必要はあります。ですが、このように悪い評価がしにくい背景がある中で、それが書かれることには、やはり何か問題があるわけです。
また「これらの点は良かったけど、この点に関しては改善するともっと良い」のようなレビューがあった場合。これは、表立って悪口を書きにくい中、ポジティブな言い方でそれを伝えている可能性が高いです。なので、参考になる情報と言えます。
ネガティブなことを書けなかった実体験
ご参考までに、私がAirbnbでハワイの物件に宿泊した際に、ネガティブなことが書けなかった実体験をご紹介しますと。
その物件は、建物自体はかなり古いものだったのですが、「部屋は最近リノベーションしており快適だ」と言うのが、Airbnb上の情報でした。実際に泊まってみると、リビング、キッチン、寝室などは、事実その通り真新しく清潔で快適でした。
ところが、お風呂やトイレは、リノベーションされていませんでした。決して不潔な感じではありませんでしたが、部屋の真新しさに比べると、逆に古さを余計に感じ、ちょっと残念な気持ちになりました。
そして、その残念な気持ちを宿泊後にAirbnbのレビューに書いたかと言うと、やっぱり書けませんでした。窓からの絶景、立地の良さなどの他の良さがその欠点をカバーしていると感じたからです。加えて、親切に対応してくれたホストのことを考えると、ネガティブなことを書く気持ちになりませんでした。
このように、Airbnbには、書きたくても書けない評価があるんですね。ので、レビューを読むときは、良いことだけが書いてあっても、100%真に受けないのが良いです。