ホノルル空港の入国審査で渡航目的に「ビジネス」と答えた後にされた質問

今回は、これから初めてのハワイ出張を予定している人に伝えたい情報です。

お伝えしたいのは、私が2018年1月にしたハワイ出張で、ホノルル空港での入国審査時に、渡航目的に「ビジネス」と答えた時の体験談です。

ESTAで商用目的の入国は可能

このハワイ出張にあたり、私は、ESTAを利用して、アメリカに入国しました。このようにESTAで入国する人が基本として知っておくと良いのが、短期ならば「ESTAで商用目的の入国は可能」という点です。

事実、在日米国大使館・領事館の公式サイトのESTA(エスタ)申請 ページには、次の記述があります。

ESTAは、米国国土安全保障省(DHS)により2009年1月12日から義務化されました。このオンラインシステムは、ビザ免除プログラム(VWP)の一部で、短期商用・観光目的(90日以下)の目的で旅行するすべてのビザ免除プログラム渡航者は、米国行きの航空機や船に搭乗する前にオンラインでESTA渡航認証を受けなければなりません。…

この記述の中に「短期商用・観光目的」とあることがわかりますよね。

また、ESTAの日本語公式サイトのトップページにも、次の文言があります。

米国への渡航目的が商用または観光であること。

というわけで、ESTAでアメリカに商用目的で入国することは可能なことがわかります。

ホノルル空港で渡航目的に「ビジネス」と答えた後の質問

ハワイ出張として、アメリカに入国するにあたり、「入国審査で確認される渡航目的は、観光と答えたほうが楽だ」という話を、私は聞いたことがあります。そのほうが面倒な質問がされずに済むからです。

一方で、私は、これまでのハワイ出張での入国審査時には、「ビジネス」と答えるようにしてきました。というのも、上で紹介した在日米国大使館・領事館のサイトやESTAの公式サイトに、「商用目的はあり」と書いてあるからです。また下手な嘘をついてややこしくなるよりも、正直に話したほうが気が楽という気持ちもあります。

というわけで、2018年1月のハワイ出張でも、入国審査時には、「ビジネス」と答えることにしました。ちなみに、この入国審査の時は、キオスク端末は使えず、最初から有人の窓口を利用することになりました。

その際に、入国審査官にまず質問されたのは、「何という会社で働いていて、どんな仕事をしているのか?」ということでした。そこで、「こういう名前の会社で働いていて、こんな仕事をしている」と答えました。

次に質問されたのが、「ハワイで何をするのか?」ということでした。そこで「ハワイに顧客がいて、打ち合わせをする」と答えました。そして、最後にされた質問は、「あなたに給料を払っているのは、日本の会社か、アメリカの会社か?」ということでした。そこで「日本の会社です」と答えました。

「不法就労されることを警戒しているんだな」と感じた

以上が、ホノルル空港での入国審査時に、その渡航目的を「ビジネス」と答えた後にされた質問です。これら以外は、普通に「観光」と答えた時と変わらない質問でした。例えば、「何日滞在する?」のような定番の質問ですね。

これまでも、今回「ビジネス」と答えたときの経験からも、入国審査にあたり「ビジネス」と答える旅行客に対しては、「不法就労されることを警戒しているんだな」と感じました。というのも、私がされた「日本の会社から給料をもらっているのか?」などの質問内容がそのことを示していると感じたからです。

なので、入国審査時に「ビジネス」と答える場合は、そこをいかに誤解されないように伝えるかがキモなのだと感じました。あくまで、短期の商用滞在で、ハワイで就労する予定がないことを伝えるのが重要というわけですね。

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