ハワイで日本語で会話をする時の注意点

今回は、ハワイ旅行が初めての人に伝えたい注意点です。

日本語が話せなそうな人が凄くうまい場合がある

お伝えしたいのは、「ハワイの飲食店などで、日本語が通じないと思って、日本語で変な会話をするのは気をつけて」ということです。

なぜかというと、ハワイでは、一見、日本語が全く話せないような外観の人が、日本語がとてもうまい場合があるからです。

そのため。わからないと思ってしている日本語の会話の内容が、実は、相手に丸わかりになっている場合があります。例えば、何か失礼なことを日本語で話していた場合、それが実は、相手に伝わっているかもしれないわけです。

ワイキキの飲食店でした恥ずかしい体験

で、このように言うのは、私がワイキキでしたある恥ずかしい体験が元にあります。その体験をご紹介しますと。

私が、出張でワイキキを訪れていた時の話です。その出張先のお客さんと一緒にランチをする機会がありました。そのお客さんは、ハワイ在住の日本人の方です。

この方は、お客さんと言っても、これまで何度も一緒に仕事をしていて、気を使わずに話せる関係です。私からすると、会社は違えど、仕事上の先輩のような関係と言えます。

で、その方は、物凄く下ネタが大好きなんですね。なので、一緒にランチをしている時の会話でも、下ネタで楽しく盛り上がることがよくあります。例えば、ランチに行く途中に見かけたビキニ姿の女性が、「プルンプルンしてたな〜」と言った感じです。

そして、その方とワイキキのローカル向けの飲食店にランチに行った際も、いつものように下ネタで盛り上がっていました。もちろん私もそう言った冗談が嫌いではないので、一緒に盛り上がります。

その飲食店は、カウンター席がある店で、私たちは、その席に座って食事をしていました。そのカウンターの中には、日本語が話せそうにはない外観で、ゴージャスな体型の女性スタッフが、料理を出すなどのサービスをしてくれていました。

そして、その女性スタッフのスタイルのゴージャスぶりを見て。例によって、その方が、ややセクハラ気味な冗談を日本語でしたわけです。極端に失礼な表現ではないですが、普通は、本人を目の前にして言わないような冗談を話していました。

で、その会話は、カウンター席なので、その女性にも聞こえる距離感でした。ですが、その女性は、全く気にもとめないそぶりでした。

ところが、食事を終え会計をする際に。そのスタッフの女性が、「ありがとうございました」と、どう考えても日本語が普通に話せる発音で、話しかけて来たんですね。

それで、「あっ・・・、日本語、話せたんだ」とわかりました。そして、「こっちのしょうもない会話は、全て分かっていたんだろうな・・・」と、恥ずかしい思いをすることになりました。

DFSでした「日本語話せるなら最初に言ってよ」という体験

ほかにも、私は、ハワイで、「えっ、日本語話せたんですか?最初に言ってくださいよ」と思う体験をしたことがあります。

それは、ワイキキのDFSで買い物をした時の話です。その時は、割引に使えるクーポンをもらうために、DFSのサービスカウンターに行く必要がありました。

で、そのカウンターに行ってみると、見かけ上は、全く日本語が話せそうもない男性スタッフが、そのカウンターに立っていました。そして、そのクーポンをもらうためには、そのカウンターでちょっとした手続きが必要だったんですね。

その手続きのために、その男性と英語で話すことになりました。私は、決して、英会話が得意な方ではありません。ので、自分なりの表現で会話し、なんとかその手続きを済ませました。

一方で。その後に来た日本人のお客さんが同じ手続きをする様子を見ていると。その男性スタッフは、流暢な日本語で対応していたんですね。その様子から、「なんだ、日本語で大丈夫だったんだ」と思うことになりました。

おそらく、その男性スタッフは、私が英語で話しかけたから、英語で返してくれたんだと思われます。その男性からすると、アジア人の見かけだからと言って、その人が日本人とは、限らないからです。

このような体験から、ハワイでは、見かけに限らず、「相手が日本語が話せるかどうかを確認することが大事だな」とわかりました。

日本語は通じなくなって来ているが、意外に通じる人もいる

私がハワイを初めて訪れた2008年に感じた印象は、「聞いていたのと違って、日本語が全く通じない」というものでした。それから、毎年ハワイを訪れているのですが、年々、日本語が通じにくくなっている印象です。

実際、日本からのハワイへの年間の旅行者数は、1997年の220万人をピークに減っており、この記事を書いている最近では、150万人前後となっています。

日本からの旅行者が多かった頃は、それに合わせて、ハワイに日本語対応してくれる店が多かったのだと予想されます。そして、その当時の印象から、「ハワイは日本語が通じる」というイメージが残っているのではないでしょうか。

一方で。ハワイ州全体の年間の観光客数は、2015年の数字で、約870万人くらいです。うち、日本人の数は、約148万人と、全体の17%程度の規模は、まだあります。それを考えると、日本人相手のビジネスをすべく、日本語を勉強する人がいても、不思議ではありません。

つまり、見かけは日本語が話せそうになくても、「実は話せます」という人がいる可能性が、まだまだあるわけですね。というわけで、ハワイでは、通じないと思って日本語で変なことを迂闊に言わない方が良いですね。

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