アメリカの税関申告書に「1000ドル」と書いて入国した時の体験談

今回は、ハワイ旅行で持ち込む荷物に対し、アメリカの税関に申告するのが初めての人に伝えたい情報です。

私は、あるハワイ旅行において、アメリカの税関申告書の裏面の「品目の説明」の欄に「1000ドル」と書いて申告したことがあります。その時の体験をご紹介します。

ハワイに趣味で使う電子機器を持ち込む

私が、そのようにアメリカの税関に申告することになったのは、日本から、趣味で使う電子機器を持ち込むためでした。具体的には、MIDI音源と呼ばれる機械を、日本から持ち込みたかったわけです。

その機器は、それなりの大きさがあり、緩衝材を入れてダンボールに入れて持ち込む必要がありました。そのダンボールは、一番長い辺が50cmくらいです。なので、スーツケース内に入る大きさではありませんでした。

その機器の価格は、新品で買うと30万円くらいです。ですが、私は中古で手に入れ、10万円程度の価格で購入しました。

この機器を日本からハワイに持ち込むにあたり、ハワイの税関で申告することになりました。

有人の窓口で入国審査となり、手書きで税関申告書を書くことに

私がしたそのハワイ旅行では、すでに、ホノルルの空港で、キオスク端末を使った無人での入国審査ができるようになっていました。

で、私は、ハワイ旅行のリピーターのため、その端末を使って入国審査を受けられる条件を満たしていました。つまり、本来であれば、税関申告書を手書きする必要はありませんでした。

ですが、その時は、有人の窓口の方がたまたま空いていました。なので、有人の窓口で入国審査を受けることになりました。つまり、税関申告書を手書きすることになりました。

その時迷ったのが、税関申告書の裏面の「品目の説明」に書く価格です。なぜ迷ったかというと、新品で買った場合の価格を書けば良いのか、実際に私が中古で買った時の価格を書けば良いのかわからなかったからです。

結局、中古で買った時の価格10万円で申請することにしました。で、この欄にはドルで書く必要があります。その時のレートは、1ドル115円くらいでした。ですので実際には、もうちょっと少ない金額となるのですが、とりあえず「1000ドル」と書くことにしました。

税関で「コレナニ?」と聞かれる

そのように税関申告書の裏面を書き、有人の窓口で入国審査を受けることになりました。で、その入国審査では、特に税関申告書に書いた内容について質問されることはありませんでした。

入国審査を終えたら、手荷物受け取りに移動し、自分の荷物を受け取ることになります。そして、この時は、スーツケースのほか、その電子機器を入れた大きいダンボールの箱をそこで受け取りました。

荷物を受け取ったらいよいよ、空港の出口に向かうことになります。私は、個人手配で訪れていたので、団体用ではないそちらの出口に向かうことになりました。そして、その個人用の出口の前に税関のスタッフがいるわけですね。

私のこれまでのハワイ旅行の経験では、荷物がスーツケースだけ、のような場合で、かつ、税関申告書に特に申告することがなかった場合、この税関の前は素通りできました。

ですが、この時は、税関のスタッフに止められました。そして、そのスタッフが、私が運んでいるダンボールを指差して、「コレナニ?」と話しかけてきました。ちなみに、英語ではなく、ちょっと片言な発音の日本語でです。

そこで、私は「趣味で使う音楽用の電子機器です」と話し、税関申告書の裏面の「品目の説明」の欄を見せました。その結果、「OK」となり、税関を抜けることができました。

中身を確かめられるようなことはなかった

実際に税関を抜けてみる前は、「中身をチェックされることになったら面倒だな」と考えていました。税関申告書の裏面には、中古で買った時の価格を換算して書いていたからです。

そして、その時には、それを証明できる証拠を持ち合わせていなかったんですね。例えば、それを買った時の領収書などです。

なので、私は、税関のスタッフから、「あなたが持ち込むこの機械は、本当に1000ドルの価格なのか?」のような質問をされないかを、とても心配していました。

ですが、実際には、そのような質問を受けることもありませんでした。ダンボールの中身を確かめられるようなこともありませんでした。

というわけで。私が1000ドル価値のある電子音源をハワイに持ち込んだ際には、特に問題なく税関を通ることができました。

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