ハワイ便の航空券は公式サイトの価格も確認するべき理由

今回は、個人手配でハワイ旅行に行く人へのお役立ち情報として、ハワイ便の航空券を探すときに知っておくと良いことをご紹介します。

で、本題のその良いことなのですが、「航空会社の公式サイトの料金も調べたほうが良いよ」ということです。補足しますと、複数の航空会社の航空券をまとめて一括検索できるサイトがありますよね。

で、その一括検索サイトの料金だけではなく、面倒でも「航空会社の公式サイトの料金も調べたほうが良い」ということなんですね。

では「なぜ航空会社の公式サイトの料金も見るべきか」ですが公式サイトの料金のほうが、一括検索サイトの結果よりお得な場合があるからです。

2016年3月のハワイ便の航空券代

先日、次の条件でハワイ便の航空券代を調べる機会がありました。

  • 行き(東京発):2016年3月30日
  • 帰り(ホノルル発):2016年4月10日

で、JAL、ANA、デルタ、ハワイアン、ユナイテッド、大韓航空、チャイナエアラインのそれぞれの公式サイトにおいて、その時点での航空券代の最安値をまとめてみたんですね。その結果ですが、次の表の通りです。

航空会社 出発空港 料金 行き便名 帰り便名
JAL 成田 ¥93,520 JL784 JL785
ANA 成田 ¥83,520 NH7024 NH183
デルタ 成田 ¥112,920 DL578 DL581
ハワイアン 羽田 ¥102,980 HA 458 HA 457
ユナイテッド 成田 ¥82,920 UA 902 UA 903
大韓 成田 ¥80,140 KE001 KE002
チャイナ 成田 ¥62,520 CI18 CI17

※調査日: 2016年1月19日、ANAの行きはコードシェア便

一括検索サイトとの比較

そして、この表の料金をまとめた上で、今度は、航空券を一括検索できるサービスと比較をしてみたわけです。その一括検索サービスとして、例えば次のサイトを利用しました。

これらのような一括検索サービスは、複数の航空会社をまたいで航空券を検索できます。なので、「航空会社にこだわらないから、とにかく安い便を探したい」のようなときに、とても便利なんですね。

で、実際に上で調査と同じ日程で、一括検索サービスでハワイ便を検索して比べてみました。

その結果ですが、Travel.co.jpにしても、enaにしても、検索結果の一覧を見る限りは、航空会社の公式サイトでの料金よりお得な料金の航空券が出てくるんですね。

なので、一見すると「おっ、安い」と思ってしまいます。ですが、この一覧の結果の料金は、実際に買うときの料金とは限らないんですね。

例えば、Travel.co.jpでは、その航空券を実際に販売する旅行代理店側で確認すると、その条件の在庫がなく、もっと高い料金となることがあります。またenaの検索結果では、その料金にサーチャージが含まれておらず、実際に買う場合はそれが加わり高くなることがあります。

例えば、上記の条件でTravel.co.jpとenaで、JALの便の最安値ですが、次のようになりました。

  • Travel.co.jp: 94,600円 ※Travel.co.jpを経由した阪急交通社の料金
  • ena: 97,840円

で、上の表でご紹介した通り、JALの公式サイトでの最安値の価格は、93,520円なんですね。つまり、この条件では、JALの公式サイトで、航空券を手配するのが一番お得になるわけです。

航空会社の公式ページを見るべき別の理由

以上の通り、航空会社の公式サイトの料金が一番お得になることもあります。なので、ハワイ便の航空券を手配するにあたり、航空会社の公式ページも確認するのがオススメです。

加えて。航空会社の公式サイトを見るべき別の理由もあります。その理由ですが、航空会社の公式ホームページでは、その便の機材に関する情報が詳しく分かることです。

例えば、JALの場合。この記事を書いている現在では、成田-ホノルル線には、SKY WIDERというちょっと広いエコノミークラスが導入されている便があるんですね。また羽田-ホノルル線の場合は、SKY WIDERよりも快適なプレミアムエコノミークラスが導入されています。

で、JALの公式ホームページで、予約する場合は、その便がどのような機材を使うのか、詳細を確認できるようになっているですね。一方、一括検索サイトを利用すると、それがわからないわけです。

そして同じ成田-ホノルル線を利用するにしても、SKY WIDERを導入しているかどうかで、その機内で過ごす快適さがかなり変わります。なので、一概に料金の安さだけでは比べられないんですね。

例えば、デルタ、ユナイテッド、ハワイアンなどの航空会社で、SKY WIDERと同じ広さのエコノミークラスを利用したい場合、追加料金が必要になるんですね。

一括検索サイトでは、そのように機材の詳細が判断できないデメリットがあります。なので、一括検索サービスだけではなく、面倒でも航空会社の公式ページを確認した方が良いわけです。

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