航空券のeチケットは印刷した方が良いのか

今回は、ハワイ旅行にあたり、初めて航空券を個人手配する人に伝えたい情報です。個人手配とは、旅行会社に依頼せず、自分で直接航空券を購入することをイメージしています。

お伝えしたいのは、「購入した航空券のeチケットは、紙に印刷した方が良いのか?」ということです。そのご参考に、私がこれまでのハワイ旅行で、「eチケットを紙に印刷しておいてよかった」と感じた具体例をご紹介します。

航空券の情報が確認しやすい

実際のところ、航空券のeチケットは、利用する航空会社によっては、紙に印刷しなくても何とかなります。例えば、私が2018年1月に利用した羽田ーホノルル間のハワイアン航空の便では、予約時に発行される6桁の予約番号さえわかれば、eチケットを紙に印刷している必要は、ありませんでした。

というのも空港のチェックイン用の機械では、その予約番号とパスポートさえあれば、搭乗券を発券できたからです。なので、例えば、スマホで予約番号を確認できる状況にしておけば、eチケットを紙に印刷しておかなくても大丈夫でした。

ただ、それでも私は、どの航空会社を利用するにしても、念のためeチケットは紙に印刷するようにしています。というのも、紙に印刷しておいたほうが、空港で航空券の情報をさっと確認しやすいからです。スマホの場合、スマホで何らかの操作(メールを検索する、eチケットのPDFファイルを表示する)など、それを見るまでに何ステップかの操作が必要になります。

一方、紙の場合は、それを取り出すだけで済む点で手軽にできます。また、紙は畳むことで、パスポートに挟んで、取り出しすいところにしまっておけます。この携帯のしやすさも紙のメリットです。

バーコード読み取りで簡単に情報を入力できることもある

また、空港でチェックインするときも、紙に印刷したeチケットが役立つことがあります。

上で「ハワイアンの場合は予約番号さえわかれば何とかなった」ということを述べましたが、その予約番号は、「A1B2C3」のような数字と英語を組み合わせた6桁のものとなっています。つまり、手入力するにしても、それほど手間ではありません。

一方、JALの場合は8桁の確認番号が必要になります。次の文は、JALの国際線のチケットの購入完了メール内にある案内文を引用したものです。

ご搭乗日当日は、以下のいずれかをお持ちください。
 ・ICカード(JMBカード/JALカード)またはおサイフケータイ(R)
 ・2次元バーコード(eチケットお客さま控)
 ・8桁の確認番号

つまり、8桁の確認番号がわかれば、eチケットを印刷しなくても何とかなることがわかります。一方で、8桁の数値を手入力するのも面倒ですよね。

なので、「2次元バーコード(eチケットお客さま控)」を印刷しておき、バーコードを機械で読み取らせやすい準備をしておくと、便利です。

入国審査ですぐ帰ることを示せる

私は、出張目的でハワイを訪れたホノルル空港での入国審査時に、「eチケットを紙に印刷しておいてよかったな」と思う体験をしたことがあります。

というのも、その入国審査において、渡航目的を聞かれた際に「ビジネス」と答えたからです。渡航目的を「ビジネス」と答えると、「どんな仕事をするんだ?」、「何の仕事をしている?」など、「観光」と答えた時に比べ、色々と面倒な質問が増えます。

これらの質問の意図は、アメリカでの不法就労を心配していると予想されます。なので、「短期の商用で訪れていて、すぐに帰る予定ですよ」ということを示すことが重要と考えています。それが印刷したeチケットを見せることで、簡単に示せました。

私は正直なところ、英会話はあまり得意ではありません。なので、紙に印刷したものを見せることで、それを示せ助かりました。

ハワイ現地でJALの特典カードを受け取るとき

ほか、これはちょっと特殊なケースではありますが、私は、ハワイ現地でJALの特典カードを受け取るにあたり、「eチケットが必要になる」という体験をしたことがあります。

具体的には、JALを個人手配した人が利用できるJALOALOカードというカードを受け取るときの話です。本来、このカードは、事前に申し込んで、日本にいるうちに受け取っておくべきものです。

ただ、申し込みから受け取りまでの期間が短い場合は、ハワイでの受け取りになります。そのハワイでの受け取りの条件として、「ハワイまでの行きの飛行機をJALで来た」ということを示すのに、本来は、その時の搭乗券が必要になります。

私は、その搭乗券をすでに捨ててしまっていたので、eチケットを見せることでそれを示せました。

昨今、スマホなどで航空券の情報を確認できる環境があれば、eチケットを印刷しなくても何とかなります。ですが、ご紹介してきたように、印刷したものがあると便利だったり、助かることもあります。eチケットは、荷物にもなりませんし、念のため紙に印刷しておいて損はないです。

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