エコノミークラス先頭座席のディスプレイはどこにあるのか?

今回は、ハワイ旅行で利用する飛行機で、エコノミークラスの先頭座席に座るのが初めての人に伝えたい情報です。

お伝えしたいのは、エコノミークラスの先頭座席において、「機内エンターテイメントを見るためのディスプレイはどこにあるのか?」ということです。

シートの脇の下の方から引っ張り出す

私が初めてエコノミークラスの先頭座席を利用した際に戸惑ったのが、機内エンターテイメントのディスプレイの位置でした。

というのも、本来、前の座席の背もたれに付いているディスプレイが、存在しなかったからです。先頭座席には、「前の座席」が存在しないわけですね。そのため、「えっ、もしかして、先頭座席は、機内エンターテイメントが見れないのか?」と焦りました。

実際にはそうではなく、エコノミークラスの先頭座席は、ディスプレイがシートの脇の下の方から、グイッと引っ張り出す形式となっていました。

例えば、この記事のトップの写真は、デルタ航空の成田発着のハワイ便のエコノミークラスの先頭座席で、そのディスプレイをグイッと引っ張り出した様子です。

グイッと引っ張るディスプレイの使用感

そのグイッと引っ張るディスプレイの使用感は、前の座席の背もたれに備え付けられたディスプレイと比較すると、とても快適でした。

なぜかというと、自分のディスプレイが、前の座席の背もたれの角度に影響されることがないからです。先頭座席ではない場合、前の人がシートの角度を変更すると、それにつられて自分のディスプレイの角度が変わってしまう点が不便です。

先頭座席のディスプレイでは、それを気にする必要がありません。加えて、このディスプレイは、ディスプレイの角度だけではなく、左右の向きも調整できる点がよかったです。なので、先頭座席のディスプレイは、本当に快適に利用できました。

先頭座席のディスプレイに対し、強いて、ちょっと不便に感じた点を挙げると、機内食や飲み物を置くためのテーブルを出した時がありました。こうした場合、そのテーブルと引っ張り出したディスプレイで、座席周辺が、ちょっとごちゃごちゃとなる印象を持ちました。

ただそれも、前の座席と独立しているメリットと比べると、大きな問題とは感じませんでした。

機材によってはグイッと引っ張らない場合もある

この記事を書いている最近では、私は、ハワイ旅行において、デルタ航空やハワイアン航空のエコノミークラスの先頭座席を利用した経験があります。その結果、エコノミークラスの先頭座席であっても、ディスプレイがグイッと引っ張らない場合があることも知りました。

具体的には、次の写真のように、先頭座席の前の壁にディスプレイが埋め込まれていることがありました。

デルタの先頭座席の埋め込み型のディスプレイ

この写真は、成田発のデルタ航空のハワイ便の先頭座席なのですが、この時は、同じ先頭座席でも、窓側のシートはグイッと引っ張るタイプで、中央のシートは壁に埋め込まれているタイプでした。一方、ハワイアン航空の羽田便を利用した際は、窓側でも、中央のシートでも、先頭座席はすべてグイッと引っ張り出すタイプでした。

このように、利用する航空会社や機材によって、エコノミークラスの先頭座席のディスプレイ環境が異なる可能性があるわけですね。

いずれにせよ、エコノミークラスの先頭座席に初めて座り、「ディスプレイがない?」と思ったときは、グイッと引っ張るタイプの可能性があることを知っておくと役立ちます。

FacebookでシェアTwitterでシェアPinterestでシェア