
今回は、ハワイ旅行で初めてレンタカーを借りる人に伝えたい情報です。
お伝えしたいのは、「車をよく使う予定の人は、自走式の駐車場があるホテルが便利ですよ」ということです。
駐車場の利用方法が2種類ある
ハワイのホテルの駐車場の利用方法の種類として、2種類あります。Valet Parkingと自走式の駐車場(Self-Parking)です。
Valet Parkingは、ホテルのフロントに車を停めたら、以降はホテルのスタッフにキーを預けて駐車してもらう方法です。自走式の場合は、自分で駐車場の空いているところまで乗り付けて駐車をする方法です。
この駐車の仕方は、ホテルによって、どちらも提供されている場合があります。一方で、「Valet Parkingしかありません」のようなホテルもあります。
そして、お伝えしたいのは、「車をよく使う予定の人は、自走式のあるホテルの方が便利ですよ」ということなんですね。なぜかというと、Valet Parkingは、1日の間に何度も車を出し入れしようとすると面倒になってくるからです。
Valet Parkingはなぜ面倒になるのか
具体的には、Valet Parkingでは、一度預けた車を使いたい場合、いちいちホテルのスタッフにお願いする必要があります。それを、1日の間に何度もそれをお願いすることになると段々と面倒になってきます。
「ホテルのスタッフが駐車場から玄関まで車を持ってきてくれるなら、その方が楽なのでは?」と思われるかもしれません。これは、車の出し入れが「1日に1度」のような頻度であれば、確かにその通りです。
一方、1日の間に、何度も駐車して、出かけて、を繰り返す場合、Valet Parkingが面倒になって来ます。というのも、Valet Parkingは、ホテルの玄関前で、そのスタッフに車を持ってくるようにお願いしてから、実際に車が来るまでに時間がかかることがあるからです。
その待つ時間を短縮する方法がないわけではありません。それは、ホテルの内線でフロントやコンシェルジュに「これから車を使うから」という趣旨のことを伝え、早めに持って来るよう依頼する方法です。ですが、いちいちそのように電話をする必要があること自体が、面倒なわけですね。
加えて、預けた車を持って来てくれたホテルのスタッフには、チップを渡す必要があります。これが1日に何度もとなると、普段チップの習慣がない日本人旅行者にとっては、何だか面倒な気持ちになって来るわけです。
自走式だと気楽に何度も使える
一方、自走式の駐車場には、このValet Parkingで感じる面倒さがありません。自走式の場合、車を出したいときは、駐車したところまで歩く手間はあるものの、自分のタイミングで出せるからです。
つまり、待たされることがなくなります。また、自分で車を取りに行くので、チップを考えることもなくなります。なので、出庫の度に、「あっ、チップを準備しないと…」と気負わずに済みます。
というわけで、1日の間に、駐車場に何度も車を駐車したり、出庫したりする場合は、自走式の方が気楽に利用できます。
ホテルによって駐車サービスが違う
既に述べたとおり、ハワイのホテルの駐車サービスには、Valet Parkingと自走式の2種類あります。そのどちらも提供するホテルもあれば、「Valet Parkingだけ」というホテルもあります。
例えば、ヒルトンハワイアンヴィレッジ、シェラトンワイキキ、ハイアットリージェンシーワイキキ、マリオットホテルワイキキビーチなどのホテルには、Valet Parkingと自走式のどちらのサービスも提供されています。
ご参考に、次のリンクは、各ホテルの英語の公式サイトのうち、駐車場に関する情報が掲載されたページです。自走式は、「Self-Parking」とあり、それが確認できます。
- Hilton Hawaiian Village® Waikiki Beach Resort
- Sheraton Waikiki
- Hyatt Regency Waikiki
- Marriott® Hotel Waikiki Beach Resort & Spa
一方、Valet Parkingしかないホテルの例として、Outrigger Waikiki Beach Resortがあります。このホテルのサービス紹介のページを見ると、駐車サービスとして、「Valet Parking」しかないことがわかります。
というわけで。1日の間に車を何度も出し入れする見込みの人は、そのホテルが提供する駐車サービスの違いを、よく確認した方が良いです。Valet Parkingと自走式のどちらも利用できる場合は、問題ないですが、Valet Parkingのみの場合は面倒に感じる可能性があります。