今回は、赤ちゃん連れでのハワイ旅行の飛行機で、バシネットを利用したい人に伝えたい情報です。
お伝えしたいのは、私が2019年1月にした4歳児・0歳児(10ヶ月)を連れてのハワイ旅行で、「バシネットを使えるように」と、エコノミークラスの先頭座席を選んだのにも関わらず、実際には使えなかった体験談です。
チケットの購入時点で「バシネットは確約できない」との話
このハワイ旅行では、デルタ航空の成田とホノルルを結ぶ便を利用しました。行きは180便で帰りは181便です。
この便の航空券の手配は、私がデルタのサポート窓口に電話をして行いました。つまり、旅行会社に依頼するのではなく、個人手配しているということです。
なぜサポート窓口に電話をしたかというと、デルタの場合、子供料金のチケットを購入するのが、ホームページ上ではできなかったからです。そのため、デルタの窓口に電話をし、スタッフの方と話しながらチケットを購入することになりました。
今回は、行きの180便、帰りの181便、どちらでもその座席として、ちょっと広めのエコノミークラスとなるコンフォートプラスを選びました。私が選んだ日程では、どちらの便もコンフォートプラスとなるエコノミークラスの先頭座席が空いていたからです。
そして、先頭座席がある便がなぜ良かったかというと、先頭座席ではバシネットが使える可能性があるからです。そこに赤ちゃんを乗せられると、親としては膝上に乗せるよりもずっと楽に機内を過ごせます。私は以前上の子が赤ちゃんの時にしたハワイ旅行で、バシネットを使えた経験があり、その快適さを知っていました。なのでそれが使える先頭座席を選んだわけですね。
というわけで、チケット購入時に「先頭座席なので、バシネットを利用したいです」というリクエストも伝えました。ですが、「バシネットが使えるかは確約できません。当日、チェックインカウンターで再度リクエストしてください」という話になりました。
行きの便でも帰りの便でもバシネットが使えない
そして、実際にハワイ旅行をすることになったのですが、行きの便でも、帰りの便でもバシネットが使えない結果となりました。
どちらの便でもチェックインカウンターにて、「先頭座席なのでバシネットが使えるならお願いしたい」とリクエストしたのにも関わらずです。
なぜバシネットが使えなかったのかについては、実際に機内に乗ってみてわかりました。私が選んだ座席は先頭座席ではあったのですが、その目の前の壁には、バシネットを乗せられる折りたたみの台のが存在しなかったからです。
この記事のトップの写真が、その目の前の壁の様子です。このようにこの便の壁には、機内エンターテイメントが設置されているだけで、バシネットを設置する設備がないんですね。写真は中央の座席の様子ですが、左右の先頭座席も、バシネットを乗せる板がないのは同じでした。
一方、次の写真は、以前、上の子が赤ちゃんの時に利用したJALのバシネットが利用できる座席です。
この板をパタンと倒して、その上にバシネットを乗せることになります。つまり、この板がない座席では、バシネットが利用できないというわけですね。
先頭座席でもバシネットが使えるとは限らない
というわけで、飛行機において、目の前に壁のある先頭座席を選んだとしても、必ずバシネットが使えるわけではないことが、今回の体験から分かりました。
機材によって、そもそもバシネットが設置できない設備の便が存在するからです。その事実がチケットの購入時点でわかると良いのですが、私がデルタのサポート窓口に電話をして買った時は、窓口の方も、その判断が難しい印象でした。
また、上で搭乗する前のチェックインカウンターでも、「バシネットを使いたい」とリクエストしたことを書きましたが、その時のデルタの地上スタッフも、「この機材、バシネット使えるんだっけ?」という感じの確認をしており、「リクエストは受けますが、実際につけられるかは分かりません」という話になりました。
実際の結果はお伝えした通りで、行きも帰りも、先頭座席でもバシネットは使えませんでした。このように実際に乗ってみるまでわからない、というケースもあります。
というわけで、赤ちゃん連れでバシネットに期待している人は、先頭座席を選んだとしても、バシネットが使えるとは限らない可能性がある点は、想定しておいた方が良いです。