買い物に便利!ハワイのドル価格を日本の税込価格に簡単に計算する方法

今回は、ハワイに初めて訪れる人へのお役立ち情報として、買い物に便利な、ハワイのドル価格を日本の税込価格に簡単に計算する方法をご紹介します。

ハワイ旅行中ですが、ある事情から「この商品は、日本で買うより本当に安いんだろうか?」と、疑問に感じることが多々あります。

そう疑問に感じた時に。日本に持ち込んだときの価格を「簡単に計算する方法がありますよ」と言うのがお伝えしたい概要です。

ハワイのドル価格を日本の税込価格に簡単に計算する方法

それでは、早速始めましょう。まずは、結論からで、そのハワイのドル価格を日本の税込価格に簡単に計算する方法をご紹介しますと。次のサイトの計算ツールを使うと、簡単にその価格を計算することができます。

ハワイでのドル・円換算ツール

この計算ツールの使い方は、本当に簡単です。ハワイで売っているドル表記の価格を、「商品の価格」に入力するだけだからです。

このツールでは、ドルで「商品の価格」を入力すると、ハワイの州税を踏まえた上で、その価格の商品をハワイから日本に持ち込んだときの日本円の価格に換算してくれます。その日本円の価格としては、次の3つの価格を同時に計算してくれます。

  1. 免税品の価格
  2. 関税品の価格
  3. 関税無税品の価格

この3つの価格については、詳しくは後述しますが、まずは、ハワイ旅行中に買い物するときは、「この3つの価格を意識する必要がある」という点を知っておいたほうがよいです。そして、これらの価格に換算してみないと、ハワイで売っているドル表記の商品が、本当に日本で買うよりお得なのかは、わからないわけです。

ハワイでのドル価格を簡単に日本円に換算できない理由

では、このようなツールを使わないと、なぜハワイでのドル価格を簡単に日本円に換算できないのか、その理由をご紹介します。

その理由ですが、2つあります。1つは、ハワイで売っている商品の価格の表記には、ハワイの州税が含まれていないからです。

そしてもう1つの理由は、ハワイ旅行中に買った商品は、日本に持ち込むときに、日本の関税または消費税が発生する場合があるからです。

つまり、ハワイの州税と日本の関税・消費税を考慮しないと、ハワイで売っている商品の価格が、「日本円にして本当にいくらなのかがわからない」というわけなんですね。

ハワイでの価格の表記は、税抜き価格

では、それぞれの理由をもう少し詳しく見ていきましょう。

まず、ワイキキやアラモアナセンターなどどこでもよいのですが、ハワイで買い物をしているときに、あるブランドのショップで、気に入った服を見つけ、それに「100ドル」と値札が付いていたとします。

で、普通は、「今は1ドル、120円くらいだから・・・、だいたい1万2千円くらいだな」と考えてしまいます。ところが、この計算には、ちょっと足りないところがあるんですね。

それが、ハワイの州税です。ハワイで売っている商品には、その州税がかかるため、売値に書いてある値段より、そのハワイの税金分、ちょっと高くなるんですね。その税率ですが、この記事を書いている2015年10月現在は、オアフ島で4.712%、オアフ島以外で4.166%となっています。

なので。実際に買うときは、値札に書いてあるドル価格に、その税率をかけた分だけ、高くなります。その点に注意が必要です。

日本の関税・消費税が発生する場合がある

以上を読んで。「だったら、値札から5%高くなる想定で、暗算で日本円にざっくり換算するよ」と思う方もいるかもしれませんね。

それはそれで間違っていないですが、実はそれでもまだ足りないことがあるんです。それが、ハワイで買った商品を、日本に持ち込むときに日本の税関で発生する可能性がある、関税と消費税です。

つまり、「これらの税が発生した場合は、このドルの価格は日本円でいくらになるか」も考慮する必要があるんですね。

ハワイ旅行中に買った商品を、日本に持ち込むときですが、その価格が免税範囲を超えた場合は、日本の関税や消費税が発生します。その免税範囲ですが、この記事を書いている現在は、20万円となっています。

なので。たとえば、ハワイで、日本円に換算して20万円を超えるバッグを買った場合は、関税が発生します。このように関税が発生する商品を、「関税品」と言います。また、それが腕時計だった場合は、関税は発生しないのですが、今度は消費税が発生します。このような商品は、「関税無税品」と言います。

また。1つの商品の価格が、20万円を超えていなくても、買った商品の総額が20万円を超えてしまうと、関税や消費税が発生します。たとえば、日本円に換算して、10万円のバッグ、7万円の指輪、5万円の腕時計を買った場合。総額22万円となるので免税範囲を超えています。この場合は、旅行者に有利な5万円の腕時計を課税の対象とすることになります。

そして、ハワイで買い物をしている最中は、自分が20万円以上の買い物をしているか判断がつかないこともあります。なので、日本の関税や消費税が発生した上での価格も考慮する必要が出てくるわけです。

ご紹介したように、ハワイで買った商品は、その種類によって、日本で発生する税金が変わります。ですので、上でご紹介したツールでは、日本の税金が発生しなかった場合の価格に加え、その商品が「関税品であった場合の価格」と「関税無税品であった場合の価格」を同時に計算でき便利なんですね。

ちなみに。この日本の関税や消費税ですが、ワイキキやホノルル空港のDFS(免税店)で買った商品でも発生します。ハワイの免税店は、上でご紹介したハワイの州税が「免税ですよ」というだけなんですね。

日本の税関では、ハワイのどんな店で買ったかは、全く関係なく課税されます。なので、その点にご注意ください。たとえば、ハワイの免税店で20万円以上の商品を買ったら、それには日本の税金が発生してしまうわけですね。

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