今回は、ハワイ旅行に日本からiPhoneを持ち込んで現地のSIM、またはT-MobileなどのeSIMを利用したい人に伝えたい情報です。

それにあたり、事前に確認しておくと良いこととして、「普段、自分が一定の期間においてどの程度データ通信の容量を使っているか？」ということがあります。

と言うのも、ハワイで利用するSIMのプランには、そのデータ通信容量に制限がある場合があるからです。

データ通信容量に制限がある現地SIMの例

昨今では、eSIMが使えるiPhoneを利用している方も多いですが、その場合、米国(ハワイ州も含む)ではT-MobileのeSIMのプランを利用することができます。

そして、次の画像は、そのT-MobileのeSIMを契約するときのプラン選択画像なのですが、下に赤線を引いた箇所に注目してください。

「$25 T-Mobile Connect」や「$40 Simply Prepaid」のプランでは、それぞれ5.5GBや10GBとデータ通信容量の上限があることがわかるはずです。

また、日本のAmazonで「sim アメリカ」と検索して出てくるSIMには、「容量無制限」と言うものがある一方、「4GB」や「8GB」とその容量に制限があるSIMも存在することがわかります。

予定の旅行日数で普段どれくらいデータ容量を使っているかを確認しておく

ハワイでの現地SIMにおいて、そのようなデータ通信容量の上限があるプランを利用する場合、気になるのが、「果たしてこのプランのデータ通信容量の上限は、自分にとってちょうど良いのか？」と言う点です。

たとえば、T-MobileのeSIMでは、25ドルで5.5GB、40ドルで10GBと2つの選択肢があるわけですが、どちらが自分に合っているかを判断する必要が出てくるわけですね。さらに言うと、50ドルで無制限のプランもありますので、そのどれが自分に合うのか悩みます。

特に、普段日本において、データ通信容量を気にせずiPhoneを使っている人からすると、ハワイ旅行中にどれくらいのデータ通信容量を使うのか予想が付かなく困ることになるわけです。

そこで役立つのが、日本にいる間に、「普段、自分が一定の期間においてどの程度データ通信の容量を使っているか？」を確認することです。

たとえば、5泊7日のハワイ旅行をするならば、余裕を見て7日間の間にどれくらいデータ通信容量を使っているのかを、日本にいる間に確認しておくと言うことですね。

「統計情報をリセット」することで確認できる

では、具体的にどうやれば、iPhoneでそのデータ通信容量を確認できるかと言いますと、特別なアプリを入れる必要もなく、標準の機能で確認できます。ご参考に、次のリンクは、Appleの公式サイトにある、その確認方法です。

iPhone や iPad でモバイルデータ通信の利用状況を確認する

簡単には、「設定→モバイル通信」のところでそれが確認できます。ご参考に次の画像は、その「モバイル通信」の画面で、これまで利用したデータ通信容量を表示した例です。

ただ、ここに表示されているのは、これまで利用したデータ通信容量の合計となっています。つまり、この画面を初めて見る人の場合、それはこのiPhoneを利用し始めてからの合計であることを意味しています。

で、この「モバイル通信」の画面を下までスクロールしていくと、次の画像のように「統計情報をリセット」と言うボタンと「前回のリセット日時」が確認できます。

で、前回のリセット日時から現在日時までの日数を計算し、これまでに利用したモバイルデータ通信の容量を割ることで、一日あたりのデータ通信量を求めることができます。それをハワイ旅行で滞在する日数分かけることで、ハワイ旅行の日数であろうデータ通信量を求めることができます。

が、その計算が面倒な人は、「統計情報をリセット」をして、これまでに利用したデータ通信量を0にクリアし、そこから計測し直すのも方法です。たとえば、クリアしてから7日後にモバイルデータ通信容量を確認すると、その7日間で利用した容量が簡単にわかります。

それが目安になり、「ハワイ旅行中は、外で動画を見ることが減るだろうから、もっと少なくて良いかも」となる人もいるでしょうし、むしろ、「SNSに写真や動画をアップロードしまくるだろうから、普段よりもっと使いそうだ」となる人もいるはずで、その上で現地SIMのデータ容量の上限を選ぶことになります。