今回は、ハワイ旅行にあたり、日本からSIMフリーのスマホを持ち込み、現地のSIMを利用するのが初めての人に伝えたい情報です。
ハワイで利用できる現地のプリペイドSIMには、それを提供する同じMVNO業者のものでも、いくつかプランが選択できる場合があります。例えば、通話付きか、データ通信のみか、高速データ通信できる容量の違いなどで、そのプランが用意されているわけです。
一方で、現地SIMを選ぶのが初めてだと、意外とそのデータ通信容量選びに迷うものです。自分がハワイ旅行中に、どれくらいのデータ通信を利用するかが想定しにくいからです。
データ通信容量でプランが異なる現地SIMの例
私は、2019年1月にした、ハワイ旅行では、ZIP SIMとLycamobileという2つのMVNO業者のプリペイドSIMを利用しました。私用に1枚、妻用に1枚ということで、それぞれの業者から、1枚ずつ選んで購入しました。
ZIP SIMとLycamobileでは、それぞれ、いくつかプランが提供されており、それによってSIMの価格が変わります。
例えば、この記事を書いている現在では、ZIP SIMには、次のようなプランが存在します。
- Talk+Text+Data (無制限の通話とSMS付き)
- Data-Only (データ通信のみ)
また、Talk+Text+Dataは、7日間、14日間、21日間、30日間、と利用期間によってプランが分かれており、それによって高速通信できるデータ容量が変わります。Data-Onlyでは、期間は関係なく、500MB、1GB、2GBなど、その容量でプランが分かれています。
Lycamobileの場合もプランで選択肢があります。この記事を書いている現在、日本のAmazonで売られているLycamobileのSIMの在庫を見ると、30日間で通話が無制限な点は同じですが、1GB、4GB、6GBとそのデータ通信量で価格が異なるものがあります。
宿泊先のWi-Fi環境を確認する
このように、ハワイ現地で利用できるMVNO業者のプリペイドSIMには、プランの選択肢があるため、それを選ぶのが初めてだと、どれを選ぶべきか戸惑うものです。
その際に確認しておいた方が良いこととして、宿泊先のWi-Fi環境があります。というのも、Wi-Fiの有無、またそれが無料で使えるかによって、スマホの現地SIMで使うデータ通信の容量がだいぶ変わるからです。
例えば、昨今、スマホのアプリは、そのアップデートに100MB単位でデータ通信するようなものがあります。ハワイ旅行中、宿泊先にWi-Fi環境がなく、一方で、そのようなアプリのアップデートを頻繁に行った場合、1GB程度のデータ容量であれば、すぐに使い切ってしまうことが考えられます。
一方で、Wi-Fi環境がある場合、そのようなアップデートや、他にも動画をたくさん見るなどをしたとしても、SIMのデータ通信は使わずに済みます。結果として、現地SIMの容量を持て余してしまうこともあります。
Wi-Fi環境がある10泊のハワイ旅行で選んだプランの例
というわけで、ハワイ旅行に持ち込むSIMフリースマホで使う、現地のプリペイドSIMのプランを選ぶときは、宿泊先のWi-Fiの有無を確認した方が良いです。
例えば、私が、2019年1月にしたハワイ旅行の日程は、10泊する旅程でした。この旅行に向けて、ZIP SIMとLycamobileのSIMを購入したことを既に述べましたが、ZIP SIMでは14日間のプランを、そしてLycamobileではデータ通信容量が1GBで期間が30日のプランを選びました。
どちらもハワイの滞在期間をカバーする中でも、通話付きの中では最も安いプランです。
なぜこれらのプランを選んだかというと、この時の宿泊先では、無料で使えるWi-Fi環境があったからです。そして、これまでのハワイ旅行・出張時の経験から、宿泊先でWi-Fi環境が使える場合、私のハワイ旅行中の外出先でのスマホの利用の仕方(主に、Googleマップとネットの検索)では、それほどデータ通信の容量を使わないことがわかっていました。
具体的には、Wi-Fiが使える場合は、7日間程度の滞在でスマホのSIMでのデータ通信は、500MBも使わない感じでした。というわけで、「最も安いプランを選ぶ」という選び方をし、それで問題ありませんでした。