今回は、初めてのハワイ旅行に向けて自分向けのお土産に、「何を買おう」と検討している人にお伝えしたい情報です。
ハワイでは、日本では違法な行為でお土産が作れる
日本において、日本のお金の硬貨を壊す行為は違法となります。貨幣損傷等取締法という法律で、それが禁止されているからです。
一方、ハワイでは、それが合法です。実際、ハワイでは、アメリカの硬貨を壊して作るお土産があります。具体的には、1セント硬貨(通称ペニー)の硬貨を潰し、薄く引き伸ばして、お土産に変える機械が、ハワイの主要な観光スポットに置かれています。
例えば、この記事のトップの写真は、ホノルル動物園にあるその機械の様子です。写真からPressed Penny Souvenirと書いてあることがわかりますよね。
これは、「ペニーの硬貨を潰して作るお土産」という意味です。そして、ホノルル動物園に限らず、ハワイの主要な観光スポットには、このような機械が設置されていることが多いです。
Pressed Penny Souvenirの作り方
では、このPressed Penny Souvenirを作る機械の使い方をご紹介します。
この機械を使うためには、次のものを用意する必要があります。
- 25セント硬貨(通称クォーター) x 2枚
- 1セント硬貨 x 1枚
つまり、合計51セント分の硬貨が必要となります。で、クォーター2枚の50セント分がこの機械の利用料、そして、1ペニー1枚が潰されたお土産自体になる硬貨となります。
上の写真の左が、この機械を使うために必要な硬貨で、右がこの機械を使って作られたPressed Penny Souvenirとなります。
51セント分の硬貨を準備したら、この機械の硬貨の差込口に、それらを配置しグイッとレバーを押し込んで投入します。
機械によっては、レバーで押し込まずに、日本の自動販売機のように硬貨を投入するだけのタイプもあるかも知れません。が、私がハワイで見かけた限りは、レバーで押し込んで投入する機械が多かったです。
いずれにせよ51セント分の硬貨を機械に投入したら、次には、機械の下にあるレバーをグルグルと数回、回します。すると、50セント分の硬貨は、この機械の利用料として回収されます。そして、すり潰されお土産に加工された1ペニー硬貨が出てくるというわけです。
このレバーをグルグルと回す際ですが、金属の硬貨を潰すので、ちょっとだけ力が必要です。ですが、その手応えがなんとも、良いんですね。
「日本でこんなことしたら違法なんだよな〜」のような背徳感を感じつつ、「だが、それがハワイでは合法!」のように、なんとも清々しい気持ち良さがあります。
コレクター心をくすぐる楽しさがある
さて、このPressed Penny Souvenirには、コレクター心をくすぐる楽しさがあります。というのも、この機械で作ってできるものの絵柄は、その機械毎に違うからです。
例えば、上の写真の右のものは、オアフ島のクアロア牧場のお土産ショップ内で作ったPressed Penny Souvenirです。よく見るとクアロアビーチの周辺の象徴的な地形と言える、チャイナマンズ・ハットが刻印されていることがわかるはずです。
そして、ホノルル動物園の機械であれば、ホノルル動物園にちなんだ動物の絵柄となっています。他にも、アラモアナセンターには、キティーちゃんの絵柄の機械があったりと本当に絵柄は様々です。
このような感じで、Pressed Penny Souvenirの機械は、それが置かれるその場所にちなんだ絵柄となります。なので、行く先々で作り集める、というスタンプラリー的な楽しみ方ができます。
また、同じ機械でも複数の絵柄があります。なので、次のハワイ旅行で再度挑戦しても良いですし、一度にすべての絵柄を集めるべく頑張る、といった楽しみ方もできます。
ちなみに、ハワイ州において、この機械が置いてある場所は、次のPennyCollector.comというサイトに詳しいです。
PennyCollector.comでハワイ州にある機械の一覧を見る
この一覧を見ると、本当にたくさんの場所に置いてあるのがわかります。また、昔はあった機械が廃止される場合があることもわかりますし、新しい機械が新設されることもわかります。
もしかすると、廃止された機械で作ったものは、将来貴重なものとなるかも知れませんね。また、新しい機械が追加されるため、「ハワイのPressed Penny Souvenirコンプリート!」のようなことは、一時的にはできても、永遠には難しいことがわかります。
また、この記事では、Pressed Penny Souvenirを自分向けのお土産として作る想定でご紹介しています。が、意外と、人にあげるお土産としても役立つことがあります。
というのも、アメリカ旅行が好きな人の中には、このPressed Penny Souvenirをコレクションしている人がいるからです。そのような人にあげると喜ばれるお土産となるわけです。