今回は、ハワイ旅行の宿泊先としてオアフ島のヒルトン・ハワイアン・ビレッジにあるグランド・ワイキキアン(以下、ワイキキアン)を検討している人のうち、この施設のセキュリティが気になる人に伝えたい情報です。
私は、2019年1月にこの施設に滞在しました。その時に実感したセキュリティ具合をご紹介します。
寝ている最中に泥棒が入って来た事件
私は、普段からハワイの地元ニュースを読んでいます。その中でハワイの治安の悪さを象徴する事件としてとても印象的だったのが、次の記事です。
khon2: Guests spooked by overnight, in-room burglary
これは、ヒルトン・ハワイアン・ビレッジで2019年4月に発生した強盗事件についての記事です。
ヒルトン・ハワイアン・ビレッジのレインボータワーに、夫婦と子供二人で滞在していた部屋に、夜中、強盗が入って来てとても恐ろしい思いをした体験が紹介されています。
幸いこの家族は、誰も怪我をすることがなかったそうですが、9歳と10歳の子供は震えるほど怖かったとのことでした。
この事件の記事を読み、私が2019年1月に同じヒルトン・ハワイアン・ビレッジの敷地内にあるワイキキアンに宿泊した時に感じた、そのセキュリティ具合の印象をご紹介したいと思ったわけです。
宿泊した部屋タイプと階数
さて、私は、以前、この事件があったレインボータワーにも、宿泊したことがあります。また、上で述べた通り、2019年1月には、同じ敷地内にあるワイキキアンにも宿泊しました。
で、そのセキュリティ具合を紹介する前に、その前提条件として、私がワイキキアンで宿泊した部屋をご紹介します。
まず、部屋タイプとしては、ワイキキアンのパーシャル・オーシャン・ビューの1ベッドルームに滞在しました。
部屋の階数としては、23階となり、窓からは主にアラモアナ通りからのビルが立ち並んだ様子が見える部屋となりました。
部屋の鍵は、カード型のルームキーを2枚となりました。
本気でセキュリティを重視するならペントハウスの方が良い
では、このワイキキアンの23階の部屋に泊まって実感した、そのセキュリティ具合をご紹介しますと。
まず、23階の部屋の前までは、「入ろうと思えば、誰でも入れる環境だな」と思いました。なぜかというと、まず、この施設では、フロントがちょっと奥まった方にあるからです。
そのため、部屋に上がるためのエレベーターホールに行く人に対し、フロントのスタッフの目が届かない環境になっています。加えて、そのエレベーターホールまで、車寄せからフロントの前を全く通らずに行く方法もあることがわかりました。
また、そのエレベーターホールの先に、売店があるため、宿泊客でなくても、その売店目当てで歩いて来る可能性があります。つまり、エレベーターホールのあたりを宿泊者でない人が歩いていたとしても当たり前で、「あなたは、宿泊者ですか?」のような確認がしにくい雰囲気ということです。
そして、その部屋まで上がるエレベーターですが、こちらについて、23階に関しては、ルームキーを持っていない人でも上がれるようになっていました。つまり、来ようと思えば、23階までは、誰でも来られる環境だったということです。
流石にその先は、ルームキーがないと部屋には入れません、が、ここまで誰でも入れるということは、施設のスタッフになりすました強盗などが実行しやすいように感じました。例えば、部屋のドアをノックして、「メイドサービスです」という感じでドアを開けさせて強盗するような手口です。
そして、このような可能性を考えると、本気でセキュリティを重視するなら、同じワイキキアンでも、最上階のペントハウスの方が安全であることも、この時の体験からわかりました。というのも、その最上階のエリアに関しては、そこに宿泊しているルームキーを持っている人でないとそこまでエレベーターが行かない環境になっていたからです。
と言うわけで、ワイキキアンに宿泊するにあたり、本気でセキュリティを重視するなら「ペントハウスの方が良い」と感じました。