今回は、ハワイ旅行に日本からSIMフリーのスマホを持ち込む人に伝えたい情報です。
通話とSMS付きプランを選ぶメリットをご紹介
具体的には、ハワイで通話とSMS付きプランのプリペイドSIMを使うメリットをご紹介します。
ハワイ旅行中に使える現地のプリペイドSIMには、どの業者を選んだ場合でも、大きくデータ通信のみのプランと通話付きのプランの2つに分かれています。
そのうち、ハワイ旅行に向けて、通話付きのプランを選ぶと、「こんないいことがありますよ」と言う話ですね。
その趣旨の記事として、以前『ハワイで通話とSMS付きプランのプリペイドSIMを使うメリット』と言う記事を公開しています。
今回は、その記事に加えて、「さらに、こんなメリットもありますよ」と言うお話です。
旅行者同士で連絡が取りやすい
それでは、早速始めましょう。ハワイで利用するプリペイドSIMに、通話付きのプランを選ぶメリットとして、旅行者同士で連絡が取りやすいことがあります。
と言うのも、通話付きのプランにすると808始まりのハワイ現地の電話番号が、持ち込んだSIMフリースマホで利用できるようになるからです。で、プランによりますが、たいていの場合その通話料は、無制限無料であることが多いです。
つまり、ハワイのローカルの電話番号に、電話をしても通話料が発生しないことになります。なので、たとえば自分のホテルの部屋に対しても、無制限に電話をかけることができます。
これは、複数人でハワイを訪れていて、一人だけ「ちょっとABCストアで飲み物買ってくる」と出かけたいような時に便利です。なぜなら、出先から宿泊先の部屋の電話に、「こんなの売ってるけど買っていく?」のような連絡を気軽にできるからです。
加えて、ハワイの現地の番号が使える携帯を2台用意できると、より便利になります。2台用意する方法として、たとえば、1台は、SIMフリースマホに通話付きプランのSIMを刺し、もう1台は、現地で安い携帯をレンタルする方法があります。
こうすると、別行動していた旅行者同士で、音声通話で連絡が取り合えますので、日本にいる感覚の延長で携帯電話を利用することができます。また2台ある場合は、SMSで文字で連絡を取り合うこともできますね。
データ通信が不安定な場合のバックアップになる
ただ以上を読んで、「同じことが、データ通信のみのプランとLineなどのチャットアプリでできるんじゃないの?」と思う方もいるかもしれませんね。
それは、一部はその通りです。ですが、データ通信+チャットアプリと音声通話はやはり連絡の付きやすさが違います。と言うのも、ハワイでは、場所によってデータ通信の電波の入りが悪くなる場合があるからです。
つまり、そうなるとチャットアプリが利用できなくなります。
私の実体験として、ワイキキの街中にいる時でさえ、データ通信の調子が悪く、「チャットアプリで連絡出来ず・貰えず」の状況になりイライラしたことが度々あります。
一方、音声通話の場合は、よっぽどの田舎に行かない限りは、連絡がつかなくなったことがありません。つまり、音声通話が使えるとデータ通信が不安定な時のバックアップになります。
ツアーデスクやラウンジに気軽に電話できる
次に。上でご紹介した通り、通話付きのプランでは、プラン次第ですが808始まりのハワイの電話番号に、無料で電話をかけることができます。
その結果、通話付きのプランのプリペイドSIMを刺したスマホがあると、旅行会社のハワイ現地のツアーデスクや、クレジットカード会社が提供するラウンジなどの問い合わせ窓口に、気軽に電話で問い合わせができ便利です。
これは、英語が苦手な人にとっては、特に便利です。なぜかと言うと、そのようなツアーデスクやラウンジでは、ハワイ現地での様々な手配の代行を受け付けてくれるからです。
たとえば、英語しか通じないローカル向けのレストランの予約の代行を、ツアーデスクやラウンジに電話をして日本語でお願いすることができます。
それ以外にも。何か緊急で困ったことがありサポートが欲しい場合も、ハワイ現地に日本語で電話で問い合わせる先があると安心ですね。しかもその通話料は無料で済みます。
もっとも、そのような問い合わせ窓口の電話番号は、トールフリーの番号が用意されていることもあります。ですが、携帯電話からトールフリーの番号が利用できない場合もありますし、808始まりの電話番号しか用意していないツアーデスクもあります。
なので、通話付きのプランで、808始まりの現地の電話番号を取得できると、ハワイのローカルの番号に気軽に電話できる点でとても便利です。
緊急時に連絡を貰いやすい
最後に。前回の記事では、そのメリットとして、「緊急時に911に連絡ができる」と言うことを述べています。
私は、オアフ島のノースショアで、レンタカーで自損事故を起こした経験があります。その時に携帯電話を持っていて本当に助かりました。その場で、911に連絡することができたからです。
一方、今回ご紹介したいのは、「緊急時に連絡を貰いやすい」ことです。日本から自分に対し、緊急の連絡があったときに、通話付きのプランを選んでいると「緊急の連絡を貰いやすい」と言うことですね。
この記事を読んでいる方は、SIMフリースマホをハワイに持ち込もうと考えているくらいですから、ハワイで国際ローミングで日本の携帯を使う気がありませんよね。
おそらく、ハワイ旅行中は、日本で使っている携帯を国際ローミングをしない設定にするか、電源を切っておくつもりではないでしょうか。
つまり、ハワイ旅行中は、日本の携帯の電話番号に連絡をもらっても、受け取ることができない状況になります。
で。「休暇中です」と言う理由で、ハワイ旅行中に日本の携帯にかかったきた電話を一切受けないというのも一つの方針です。ですが、それだと日本で本当に緊急事態が起こった場合に困ります。
たとえば、自宅で漏水が起きて近所に迷惑かけているかもしれませんし、近しい人に不幸が起きているかもしれません。実は、これらは実際に私がハワイ滞在中に体験したことで、このときには日本からどうしても私に緊急で連絡をつける必要があったんですね。
ところが、私はハワイでは、国際ローミングを設定せず、さらに携帯の電源を切っていたので、連絡がつかない状況になっていました。漏水のほうは、特に緊急の問題でした。
結果として、管理会社に予備の緊急連絡先として登録していた職場に連絡が行き、職場からメールをもらって事態を知ることになりました。
このようなときに。通話付きプランを選んでいると安心です。なぜかというと、そのプランで取得した808始まりのハワイの電話番号に、日本から国際電話をかけることができるからです。
なので、その番号を「本当に困ったら電話して」と日本にいる家族や友人、同僚などに伝えることで、緊急時にすぐに連絡をもらえるようになります。
「よりによって、自分がハワイに来ているこのタイミングで?」と言うことが、意外に起こることがあります。なので、それに備える意味でも、通話付きのSIMがあると安心できます。