今回は、ハワイ旅行中に日本からiPhoneを持ち込む人に伝えたい注意点です。
そのような人の中でも、本体やケースが黒系の色のiPhoneを利用している人をイメージしています。
お伝えしたいのは、「ハワイ旅行中に黒系のiPhoneで屋外での動画撮影を続けていると、突然使えなくなる可能性がありますよ。」と言う点です。
「高温注意」になる可能性がある
なぜハワイ旅行中に黒いiPhoneが使えなくなる可能性があるかというと、ハワイの強い日差しと動画撮影による負荷が重なり、iPhoneが「高温注意」状態になることがあるからです。
事実、apple.com公式サイトの「iPhone、iPad、iPod touch を許容可能な動作温度に保つ」の記事には次の記述があります。
温度警告の画面が表示される場合
デバイスの温度が上限を超えると、以下のような温度警告メッセージが表示されます。
「高温注意
iPhoneの本体温度が下がるまでお待ちください。」iPhone にこのメッセージが表示されていても、緊急電話は発信できる場合があります。
できるだけ早くデバイスを使えるようにするには、本体の電源を切って涼しい場所に移し、冷まします。
つまり、ハワイの屋外で黒系のiPhoneで動画撮影すると、動画撮影自体で負荷がかかり発熱しやすいところに、太陽光によっても温められて、この「高温注意」の表示が出てしまう可能性が高まります。結果、iPhoneを冷まして使えるようになるまで、動画撮影も含めてiPhoneを使えない状況になります。
ハワイで「高温注意」でiPhoneが使えなかった実体験
私は実体験として、ハワイ旅行中にiPhoneがこの「高温注意」になって操作ができなくなって、困った体験をしたことがあります。
それは、2019年にハワイ島旅行をした時なのですが、ハワイ島のコナにあるビッグアイランドキャンディーズの工場を訪れた時の話です。
この時、私は、iPhoneをレンタカーに車載ホルダーで固定してカーナビ代わりに利用していました。で、工場の駐車場に車を駐車し、そのiPhoneを車内に置きっぱなしにしたまま、工場内のショップを訪れました。
で、30分程度経った後、車に戻って、そのiPhoneを見てみると。まさに上述の「高温注意」の表示がされており、iPhoneが使えない状況になりました。
このときは、iPhoneで次の目的地を検索しようとしているところだったので、すぐに使えず困りました。結局のところ、妻のiPhoneが代わりに使えたのでよかったですが、そうではない場合は、冷めて使えるようになるまで待つ必要がありました。
黒ケースのiPhoneで動画撮影中に「高温注意」になった実体験
この時利用していたiPhoneは、ケースもつけず黒系の色でもありませんでした。それでも、ハワイの強い日差しを受けて高温になった車内の熱が、iPhoneにも伝わり「高温注意」状態になったわけです。
でですね。この記事を書いている最近、日本においてですが、再びiPhoneが「高温注意」になり、使えなくなる体験をしました。
このiPhoneは、ハワイ島旅行の時に使っていたものから買い替えた、新しい機種で黒っぽい色のケースをつけていました。
その黒ケースのiPhoneで、快晴の炎天下の中、子供の運動会の様子を動画で撮影していたのです。最初のうちは特に問題なかったのですが、子供のお遊戯を撮影し始めて2分くらいしたところでしょうか。突然、iPhoneに「高温注意」の表示が出て、使えなくなりました。
後で確認すると、お遊戯の動画は、高温注意の表示がされたところで撮影が終わっていました。そのため、子供のお遊戯全体を撮影することができず残念な思いをしました。
この体験からハワイ島でのことを思いだし、「あ〜、これは十分ハワイでも同じことが起こるだろうな」と思いました。
と言うわけで、ハワイ旅行に黒っぽい色のiPhoneを持ち込む人は、この「高温注意」の可能性を想定しておくと役立ちます。場合によっては、ハワイ旅行中の間だけ、熱が溜まりにくいケースにするなど、何らかの対策をしておくと役立ちますね。